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富士山にかかる雲~自然の不思議を感じよう~

執筆:奈良県北葛城郡 西大和学園中学校 理科教諭 大石匠海

西大和学園では中学2年生になると、夏休み期間を使って富士登山を行います。1学期のうちに「火山」について理科の地学の授業で学習し、日本一の山の頂上まで、学年全員で登りに行きます。
行く前には、しんどそうだなあ、嫌だなあと話す生徒もいますが、帰ってくると大抵は晴れ晴れとした顔で、良い経験になりました!と話してくれます。精神的にも身体的にも成長できる、非常に良い行事だと感じています。

さて、富士山に登るには自分の体調管理や準備も大切ですが、何より天候が良いことが第一です。
相手は自然なので、晴れている時も、雨が降っている時もありますよね。
降っている雨を止ませることは難しいですが、明日の天気が良いか悪いかは、富士山にかかる雲を見ることで予想することができます。

富士山は「独立峰」という、周りに山脈のない山なので、湿った風が直接山肌にぶつかって強制的に上昇していき、他では見られない珍しい雲が作られます。
その時の風の強さや、水蒸気の量によって雲の形が顕著に変わるので、富士山にかかる「笠雲」などの雲は、山頂付近の風の強さや水蒸気の量を麓からでも予想できるものとして昔からよい目安になっていました。
富士山の近くに住む人は、「ひとつ笠は雨、二重笠は風雨」、「つみ笠やはなれ笠は晴れ」など、雲の形で今後の天気を予想しておられます。
西大和学園の中学生も、登山前日の富士山にかかる雲を見て明日の天気を予測し、祈りながら当日を迎えます。残念ながら毎年が好天とは限りませんが、晴れても雨でも前日の雲から予想した天気の答え合わせになります。
自然現象の不思議さを感じながらも、その仕組みを体験することで、理科という「自然を解き明かす教科」の面白さが分かってもらえるといいな~と思っています。

富士山にかかる雲以外にも、世の中には「なぜだろう?」と思う自然現象がたくさんあります。でも、気にせずに生きていると、「そういうものかな」と思って、不思議なことに気づかずに過ごしてしまいます。ぜひ、色々なことに疑問を持つことを恐れずに、沢山のことを調べ、理解することの楽しさを味わってほしいと思います。

今、身の周りを見渡して、「なぜだろう?」と思うことを1つ、見つけてみてください。そしてそれを調べて解明することが、あなたの「理科」の始まりです。

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