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【中学受験】「子どもの行動が不安・・・」…浜学園学園長がお答えします!

小5男子の保護者です。実は、息子の夜のおむつが取れません。おねしょでおむつを重くして朝を迎えます。過去にそのようなお子さんはいましたか。不安ばかりが募ります。

デリケートな質問ですので、塾などにご相談いただく機会もほとんどないかと思います。回答については、私見や個人的な考えも入っており、私自身も「これが絶対に正しいわけではない」と思いながらお答えいたします。また、この質問だけへの答えではなく、もう少し広い範囲でイメージしていただけるようなお話をします。

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子どもにとって防御の一つなのでしょう
  子どもの成長段階にはいろいろな形があるのでしょうが、おねしょはいわゆる防御の一つの形態という印象があります。

5年生や6年生にもなると、口がとても達者になってきたり、体格的に大きくなってきたりする子どもがいますよね。そういった子どもたちは、保護者からの勉強に関するプレッシャーや、受験に対するプレッシャーなどを感じつつ、それらに関して少し痛いところを突かれても、反抗ができるのです。こうした反抗期も自分を防御する一つの形態、気持ちの表現方法です。

プレッシャーからの逃避やバランスの保持
  ところが、例えば「体格的に大きくなっていない、あるいは口答えできるような状態ではない」また「明らかに保護者が強すぎて子どもは抵抗のしようがない」「学習面でできないことやテストの点数が悪いことなどに対して、保護者が頭ごなしに何かを言ってしまう」というような場合、子どもとしては何も抵抗ができないし、言われていることは事実ですから、逃げようがないのです。すると、プレッシャーから逃れる、あるいは体や心のバランスをとるという目的で、緊急危機回避策としておねしょをしたり幼児返りをしたりという形で表に出てくるように思います。

原因を把握して取り除く
幼児返りをしているのであれば、家庭の中での子どもとの関係を見直すのがよいでしょう。おそらく、もう少し体格が大きくなったり、言葉で返せるようになったりすると、とても激しい反抗になって出てくるかもしれません。ですからいまのうちに、子どもが防御する原因を少し取り除いてあげる必要があります。お子さんが言葉や行動では防御を取れないような状態になっていないか、少し心配です。

例えば塾や学校など家の外に出ている時と、家の中にいる時では様子が違う子もいますよね。外ではあまりそう見えないようにふるまっているけれど、家に帰ると幼児返りをする。きっと、子どもが一生懸命に攻撃と防御のバランスを取っているのでしょう。そのバランスを取らせるような要因がないか、少し見直してみてあげてください。

肉体面の専門的な問題までは、私にもわかりません。しかし、言葉や行動で抵抗することができないために幼児返りをしている子どもはいますし、その場合、要因を取り除いてあげないと状況は変わらないのでしょう。

お子さんにも当てはまっているかどうかはわかりませんが、一度確認していただくとよいかと思います。

まとめ

  • おねしょや幼児返りは防御の一つの形態と思われる
  • 子どもが抵抗できない・逃げようがない時に表れやすい
  • 子どもの様子を注視し、原因を取り除く

この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数累計3296名、20年連続、39回の合格者数日本一(2024年度実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。 ※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/1XDAZwXzcGw?si=Po31eEmOG3bscOMQ)を参考にまとめています。
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