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【中学受験】佐藤ママが語る!入塾テストの成績がよくても、その後ボロボロでクラス落ち。返り咲きたい!

新小4男子の母です。2月から通塾しています。入塾前のテストでは成績がよく、トップの難関校クラスに入ったのですが、入塾後の復習テストや模試の結果がボロボロで、クラスが大きく落ちてしまうことになりました。
たまたま入塾前のテストができただけで、実力はなかったということかと考えています。また、初めての模試で今までに見たことのない偏差値が出て驚いてしまいました。子ども本人もショックを受けているようです。
ここからまた返り咲くには、何をすべきでしょうか?

入塾直後はテストの点が取れなくて当然
  入塾後は、なかなか点数が取れないものですよ。入塾前のテストの内容がどのようなものだったのかがわからないですが、たいてい入塾テストは易しめに作られていると思います。それに比べて、通塾中の生徒も受ける模試は難しく作られています。しかも、すでに通塾している生徒の中には模試でよい成績を取る子どもも多いです。最初は、点数が取れないのも当然なのです。

ですが、一度そのようなショックを受けるべきだと思います。入塾テストのできがよくて、その勢いで上位のクラスに入ったからといって、すでにそのクラスで学んでいる生徒たちは、鍛え続けてきたわけですから。おそらく難しく感じるでしょう。それが、現実です。

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「あと何点必要か」を具体的に考える
  クラスが落ちたということですが、そのクラスから上のクラスには、毎月、おそらく1人か2人しか上がらないと思います。ですから、今いるクラスの中で1番になるには「あと何点必要なのか」ということを具体的に考えましょう。

必要な点数がわかったら、次はその点数を教科数で割ります。すると「算数で〇点」「国語で△点」「理科で●点」・・・を取る必要があるということが、ハッキリとわかりますよね。 これらの点数を取らなければクラスアップができないのですから、ひたすら、この点数をめざして勉強していくしかないのですよ。

ですから受けた模試の答案などを見て、何で失点したのかを把握することが大切です。そうすると「意外に計算を間違えている」ことが判明したりします。そうしたら子どもと「計算で間違えている場合ではないね」などと話してみるとよいです。そうしていくうちに「この問題のココで、もう5点取りたかったよね」ということも見えてくるでしょう。

点数などの具体的な数字をあげて話すと、子どももイメージしやすくなって効果的です。そして、それらを踏まえて頑張るのみです。

実力のある・なしは、これから先の話
  「たまたま入塾前のテストができただけで実力がない」と質問者の方は書いておられましたが、「実力があるかないか」は、これから先の話ですよ。現時点では、他の子どもと比べれば実力がないでしょうが、「本来の実力」があるかどうかは、これから先のポテンシャルも含めた実力の有無なので、それは誰にも見通せるものではありません。今後の勉強の仕方次第だと思います。

クラスで1番の生徒との点差を埋める方法を考える
  ただ、「頑張るのよ!いい点数を取るのよ!」「100点取るのよ!」という頑張り方は、子どもがストレスを感じるだけです。
ですから子どもに「このクラスで1番上にいたら、上のクラスに上がれるのだから、今クラスで1番の子と自分とでは何点違うのかというのを考えよう」と声をかけます。そして例えば40点の差があるのであれば、どこでその点差を埋めていくのかを考えていくのです。

ただし、復習テストの点数がよくないのであれば、宿題の取り組み方と知識の覚え方に工夫が必要かと考えられます。

何よりも「宿題をどれだけするか」が大切
  新小4で入塾して最初の復習テストは、点数が取りづらいものです。復習テストという形式に慣れていませんから。そのためテストの形式に慣れることと、時間内で解くことが必要になってきます。
例えば復習テストは宿題の範囲から出題されるということなどに慣れるのです。もちろん復習テストそのものを真剣に受ける大切さもありますが、何より宿題を隅から隅まで舐めるようにやることが重要です。宿題を1回だけしても、復習テストでよい点は取れませんしね。やはり2回、3回とやることが必要です。

授業中でいかに理解するかが勝負
  ただし、そのようにしていくと時間が足りなくなってきます。ですから塾の授業をいかに聞いて、そこで理解するか、ということが勝負になってくるのです。

私も子どもたちに「家に帰ってきて2回も3回も宿題をして、さらに復習テストや公開学力テストの前に見直すというように何回もできないよ。理科と社会なら暗記の分野だけは見直せるけれど、それ以外は見直せない。国語の読解と算数だけは、同じ問題を何回しても、結局、形式は同じでも全く違う問題が出題されるのよ。特に算数は数字を変えて出題されたらボロボロになるでしょ。だから、なぜこういう解き方をするのか根本的なところがわかるように授業中にきちんと聞いてきてね。そうじゃないと間に合わないよ」と言っていました。

このように、授業中でいかに理解するかが勝負なのです。ですから質問者の方もお子さんに、授業の大切さを話していただきたいと思います。
そして「あと何点上げたらよいか」ということを親子で分析していただきたいです。

POINT

 
  • 入塾直後はテストで得点できないのが当然と考える
  • クラスを上げるために「あと何点必要か」を把握する
  • テストの答案用紙を分析して失点の理由を探る
  • 塾の授業と宿題を大事にする

この「佐藤ママが語る!」では、灘中へ3人合格、お嬢様は洛南中に合格され、そして東大理Ⅲへ全員進学された佐藤ママこと佐藤亮子(浜学園アドバイザー)さんのノウハウを紹介していきます。 ※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://youtu.be/iofU0ara1kI?si=d-kTXNpJv2tgaTVY)を参考にまとめています。
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