1. 宿題ノートは必ずチェックする!
子どもも大人も、面倒くさいことは嫌いです。子どもにとっては、毎回のように出される宿題は「面倒くさいこと」の代表格でしょう。
そんな中、単に「やりなさい!」と叱責するだけでは、子どもはまじめに宿題をやりません。
やっているふりをしてデタラメを書いてしまったり、マルつけをしなかったり……。
そういったサインを見逃さないためには、どれだけ時間がなくても「宿題ノートのチェック」を徹底するようにしましょう。
単純に見るだけではなく、子どものモチベーションを保つために、ちょっとしたコメントを書き込んだり、かわいいスタンプやシールを貼ってあげたりという工夫も効果的です。
2. 宿題の答え合わせは、必ず「親が」する!
宿題をやったあと、もしも答えにバツがあれば、子どもは「やり直し」をしなければなりません。子どもにとっては、やっと終わらせた宿題をもう一度やることになるわけですから、やはりズルをしたくなることもあるでしょう。
そうなると、「答え合わせをしないで、全てにマルをつけてしまう」といったようなことが起こる可能性があります。
これを防ぐためには、ずばり「親が答え合わせをする」ことが重要です。
ズルを防ぐ効果があるだけではなく、「あとで親が見る」と意識することで、子どもはよい緊張感を持って宿題に取り組むようになります。
自然と、1問1問を大切に解く習慣にもつながるでしょう。
3.計算練習では、必ず日付と時間と点数を記録する
算数力の基礎として、避けて通れないのが「単純な計算問題」。言うまでもないことですが、「計算」はすべての問題に必要な能力です。
なるべく速く、正確に計算する力は、受験における基礎の基礎。
それゆえに、計算ドリルなどを宿題に出す塾も多いのではないでしょうか。
ここで重要になってくるのが、「かかった時間と点数」を記録することです。
あとで見返すためにも、必ず実施した日付も書いておきましょう。
速く解かせようとして「制限時間」を決める方も多いのですが、はじめから制限時間を決めるよりも、かかった時間を記録するほうがおすすめ。
自然と時間の感覚が身につき、解く時間を意識させることができます。
次に点数の記録ですが、解いた問題数のうち、何問正解したかということはとても大切な個人記録になります。「10問中7問正解」というように、ページの端に記録しておきましょう。
数ヶ月経ったあと同じページの問題をもう一度やってみると、成長度が目に見えてわかるでしょう。
所要時間が短く、正答率が高くなっていれば、計算力が向上していると言えます。
計算練習を「苦行」にするのではなく、ゲーム感覚にすれば、子どもが続ける動機になるでしょう。
いかがでしょうか。
どれも子どものしていることに、ちょっとした関心を持って接するだけでいいのです。
少しの手間をかけてあげることで、子どものモチベーションは確実に上がり、成績アップにもつながります。
今回は算数を例に挙げましたが、他の教科でも基本は同じ。
いつも応援しているよ!というメッセージのつもりで、ぜひ実践してみてください。
進学教室浜学園