勉強でつまったらすぐ「教えて」と言ってきます。どのように接したらよいのでしょうか。
宿題をしていてわからないところがあると、すぐ親に「教えて、教えて」と言ってきます。簡単なことであれば教えてあげたり、難しいことでも一緒に調べたりと色々と工夫しているのですが、子どもの勉強に対してはどのように接するのがよいのでしょうか。
相談者:浜学園の小3生の保護者の方
今回のようなケースでは、お子様としてはどうしても身近な大人である「親」に頼りたくなってしまうものです。
そんなときは、すぐに答えてあげたくなってしまいがちですが、そこは心を鬼にしてもう一度自分で考えさせる、もしくは学校の先生や塾の講師に質問するように促してあげるべきだと考えています。
確かに初めて授業で習ったことの宿題や、難しい問題を解いているときには、その場で自分の力だけではどうすることもできなくなってしまいがちなので、低学年のうちは保護者の方が教えてあげたり、解説を見ながら一緒に考えてあげたりするご家庭が非常に多いようですが、学年が上がるにつれて科目数が増えたり、問題の難易度があがったりしてくると、ご家庭の対応だけでは処理しきれなくなってきます。
また、依存心が強い子どもになってしまうと、実力テストなど、誰にも聞けず、頼れるのは己だけという環境で弱さを露呈してしまいます。
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また、わからない問題でも自分で授業ノートや解説を見て考える習慣、いわゆる「自学自習」ができるお子様の方が、学力が高くなる傾向があります。
なぜなら、教えてもらっているその瞬間はわかった気になるのですが、いざテストになるとわからなかったり、忘れてしまったりしてしまい、点数につながっていかなくなってしまうからです。
復習テストであれば記憶が残っていても、実力テストで自分の力を発揮するためには、自分で考えて正解にたどりついた経験が大切になってきます。
ですから、お子様が「教えて」と言ってきたときでもすぐに教えてあげるのではなく、「授業ではどう教わったの」とか、「どこまではわかったの」などと聞いてあげて、できるだけ自分で考えさせるようにしてください。
そして保護者の方には教科的なことではなく、宿題を提出しているのか、授業できちんとノートを取れているのか、復習テストや実力テストのやり直しはできているのかなど、学習の管理をしていただきたいと考えております。
いきなり自分で全てのことをさせることは難しいとは思いますので、まずはしっかりやり直しができているのかを重視していただければよいのではないでしょうか。
(進学教室浜学園 低学年プロジェクト)
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