「私立中学校~ここが自慢!」⑳花園中学高等学校
“禅のこころ”を基本に 独自のグローバル教育を実践
JR京都駅から12分、嵯峨野線花園駅から徒歩7分、市バス・京都バスなら木辻南町から徒歩5分。花園中学高等学校は、京都市内にある共学の中高一貫校。隣接する臨済宗妙心寺派大本山妙心寺が母体であり、全国的にも珍しい禅宗の学校で、禅を土台としたグローバル教育を実践しています。
「禅の教え」と高度な「グローバル教育」、そして生徒の主体性を引き出す「アクティブラーニング」が融合した、唯一無二の教育。それを具現化したものが「スーパーグローバルZENコース」と「ディスカバリーコース」の2コースです。
それぞれの目指す未来を的確に見据えながら、リーダーシップ、イノベーション力、コミュニケーション力、創造力など、グローバル化の進む世界で必要となるあらゆる力を総合的に育みます。
まず、「スーパーグローバルZENコース(SGZコース)は、建学の精神“禅のこころ”を土台とした豊かな人間力と高い語学力を持つ真のグローバル人材を育成するコース、高校卒業後は、海外大学進学を目指しています。
今年春にはついに初めての6年生(高校3年生)が生まれました。SGZコースの6年生は週20時間がネイティブ教員による英語での授業となり、海外大学での授業に必要不可欠なディスカッションやライティングを徹底的に学びます。
また、すべてのSGZコース生は、毎朝早朝坐禅に取り組みます。毎年、妙心寺での修行体験「摂心会」も行われます。高度な英語力を身につけるだけではなく、海外で活躍できる多様な価値観を受け止めることのできる、真のグローバル人材へと成長していきます。
もう一方の「ディスカバリーコース」は、国内難関大学進学を目指すコースです。高い語学力だけでなく、最先端のICT技術を用いた探究型学習ディスカバリープログラムを通して、課題解決能力を育成します。難関大学を目指すのは、最初のステップに過ぎず、その先の未来をデザインする力を育みます。ディスカバリーコースの3年生は、1年間をかけて有名企業から与えられた課題に取り組む「企業ミッション」にも参加します。2020年度はGoogle for Education、Soft Bank 、Yahoo JAPAN、JAXAなどから協力を得ました。2021年度には東京ディズニーリゾートを経営するオリエンタルランドも加わります。
2022年には創立150周年を迎え、妙心寺の子弟教育機関として始まった花園の歴史に大きな節目が訪れます。現在、新校舎の増改築計画が着々と進行中。この春より新しい図書室を含む新3号館が利用できるようになり、2022年2月には妙心寺宗務本所と一体化した新1号館が完成予定です。
世界に通用する文化遺産でもある禅をグローバル人材の育成に積極的に活かそうとする花園は、独自の存在感を放つ学校です。
進学教室浜学園