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2021年度近畿中学入試について(その2)人気校1 金蘭千里

 金蘭千里中学校の2021年中学入試では、昨年度と比べて全日程で志願者が増加した。 (全体で昨年度778名→本年度831名)  コロナで広報活動がなかなかできない中であったが、それでも前年より多く志願者が集まった要因は、やはり「コロナ対応の柔軟さ」が評価されたからだと思われる。

 来校した受験希望者から「金蘭千里の全校休校中のオンライン対応は早かったらしいですね。」という声がよく聞かれるという。

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 近年取り組んできた50周年の改革では、学習面の要求は下げないままクラブや行事などを充実させ、生徒が「経験」する機会を増やしたため、負担は増したと思われるが、明るく積極的に生活しているとのこと。

 2022年度の入試の新しい試みは「1科目入試」だ。これは、金蘭千里の入試改革は「多様性」をキーワードに展開してきたから、筋も通っている。 帰国生入試、英語入試も同じ理念によるものだ。
 この「1科目入試」でも、「金蘭千里に親和性がありながらも、特徴ある面白い生徒」が集まることが期待される。

 こうした積極的な金蘭千里の姿勢が反映した2021年度の大学合格実績は、昨年度と比較してどうなっているだろうか?
 国公立大学は61名(2020)から100名(2021)、医歯薬・保健・獣医は96名(2020)から154名(2021)へ。医学部医学科は33名(2020)から58名(2021)へ。 そして関関同立・早慶上智は137名(2020)から203名(2021)に増えた。
 卒業生数が違う(昨年度139名、今年度161名)ので、単純比較はできないが、かなり向上していると言えるだろう。    さらに言えば、実はこの学年は、50周年改革の1期生だ。
 堅実な勉強を基盤に、様々なことを経験させたことで、表現する力など入試を突破する力がつき、推薦入試などでもかなりの合格者を出した。一連の改革が実を結び始めたと、先生たちにも大きな励みになっているという。

金蘭千里の魅力は、「20分テスト」「少人数制による手厚い指導」という伝統を堅持したまま、改革で「新学力」をつける取り組みに、共感を集めているところから生まれているといえるであろう。

 プレゼン力などに力を入れている学校も増えている中、同校の改革でもそのような力をつけさせているが、まずはその力の前提となる「基礎学力」を徹底的に鍛えていることは、しっかり強調している。
 基礎学力と新学力の両輪をバランスよく育てることが、金蘭千里のモットーだ。


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