【「しんどかった」のはセンター試験後のみ】
実は、子どもたちが大学生になってから「正直な話、どうだった?」って聞いてみたことがあるんです。そしたらうちの場合は、「勉強がしんどい」というよりも「学ぶのが楽しい」って感じだったみたいです。唯一、勉強がしんどかったのは大学入試の期間らしくて。それも、センター試験が終わってから、二次試験を受けるまでの40日間。そのときはさすがに、1日に15時間くらいは勉強していたので、「あれはしんどかった、二度とやりたくない」と言っていましたね。
世間では、うちの子は「勉強ばっかりしてたんじゃないか」みたいに言われていることもあるんですが、そんなことはありません。
勉強する時間はちゃんと集中していましたけど、それ以外の時間は思いっきり遊んでいました。人間、「勉強ばっかり」は絶対に無理なんです。めりはりが大事なんです。
【遊びはきょうだいでボードゲーム。中学からはゲーム機も】
うちではテレビは見なかったので、勉強以外の時間には、きょうだい同士でオセロとか、将棋、碁、カルタなんかをやってましたね。きょうだいが多かったので、そういう遊びもやりやすかったのかもしれません。私が息子3人を育てていたときには、まだ、スマホは普及していませんでした。そこに関しては良かったかなと思っています。いま子育て中の方は、スマホとの付き合い方について、気をつけなければいけないでしょうね。
ゲーム機に関しては、子どもが灘中学に入ったときに買いました。でも、「家では遊ばない」というルールは決めました。通学時間とか、学校の休み時間に遊ぶ、ということですね。
そうすると子ども同士で、朝早くから学校に行って、通信プレイとかをしていたみたいです。朝の6時前とかに行ってね(笑)。さすがにそれは、先生から怒られたみたいですけどね。
「ここはレジャーランドじゃないぞ!」って。そういうルールを決めておいたので、自然と遊びすぎることもなかったし、プレイ時間も制限されていました。