【きょうだい全員が、「せーの!」で同時スタート】
そうですね、うちは、上の2人が年子だったというのもあって、年が近いからやりやすかったというのはあると思います。それでも、たとえば上の子が勉強している間は、下の子にも勉強をさせたらいいんですよ。
勉強といっても、一番下の子がまだ小さいなら、その子がやるのは折り紙でも、えんぴつのトレーニングでもいいんです。もちろん勉強時間は上の子の方が長くなりますが、とにかく「せーの!」で一緒に始めればいいんです。
一緒に勉強をすることで、「勉強は大切なことなんだな、お兄ちゃん・お姉ちゃんがやってることは、まじめなことなんだな」というのがなんとなく分かるようになると思います。
そうなると、「邪魔しないでおいてあげよう」という風になってくる。
勉強の大切さを、きょうだい全員に理解させることができるわけです。それだけでなく、下の子の方も、「きちんと机につく」習慣が身につきます。
とにかく、「一緒に勉強をする」というのがポイントでしょうね。
【同じものを「同時に」買い与える】
小学校3年生くらいになって、長男に辞書を買ってあげたりするじゃないですか。そうすると、下の子も興味を持って、欲しがったりしますよね。子どもは珍しいものが大好きですから。そういうときは、なるべく同じものを「同時に」買ってあげればいいんじゃないかと思います。確かにお金はかかりますが、名前を書いて「はい」と渡しておけば、取り合いにもならないんですよ。