日本の見どころ教えてください!(4)
ここが知りたい! 都道府県 群馬県・栃木県
群馬県は、歴史ある温泉が数多く存在している「温泉大国」。なかでも草津温泉は、日本三大名湯の一つといわれているぞ。2014年には富岡製糸場と絹産業遺産群が世界遺産に登録されたこともあり、今後は観光業も期待できる。嬬恋村などの高原では、キャベツやキュウリなどの畑作をしているが、ここでおこなわれているのは、すずしい気候を利用した抑制栽培。旬が過ぎた頃に出荷するシステムは、先ほども説明したな(⑤をチェックしてね)。
一方、栃木県といえば、とちおとめをはじめとする、いちごの名産地として有名だ。
しかし、目玉はいちごばかりじゃない。平地では米や麦、高原では野菜を育て都市部に出荷している。日光や鬼怒川温泉、ギョウザで有名な宇都宮など、観光スポットも充実しているし、とてもバランスのとれた県だといえるだろう。
ここが知りたい! 都道府県 茨城県・千葉県
茨城県のつくば市は、別名を筑波研究学園都市という。国や企業、大学などの研究施設が集まり、多くの研究がおこなわれている。2005年に鉄道の「つくばエクスプレス」が開業し、東京までの移動時間が短く便利になったため、人口が増えた。鹿嶋市・神栖市からなる鹿島臨海工業地域や、工場が立ち並ぶ日立市・ひたちなか市では、たくさんの重化学工業製品が作られているぞ。
同じように、千葉県にも主に鉄鋼や石油製品をあつかう京葉工業地域がある。東京湾を埋め立てて作られた場所だ。千葉県の大部分は、海に囲まれていることから、輸出や輸入に便利な場所だと考えられたのだろう。
また、1978年に開港した成田国際空港は、乗客の数、出発・到着する飛行機の数、取引をしている都市の数、輸出入のために運ぶ荷物の量など、すべてにおいて世界でもトップクラスの空港だぞ。
転載元:朝日小学生新聞「読めばわかる!日本地理」
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