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睡眠と食事を見直し生活リズムを整える~子どもの心身の健康②

子どもが「朝、なかなか起きられない」「休み明けに体調が悪くなる」などの心身の不調を起こしていませんか。

子どもの体の調子が悪くなるのは様々な原因がありますが、その中でも生活習慣や悩みなどによる体調の乱れとその解決法に注目しました。

子どもが学校で楽しく過ごすにも、思い切り勉強や運動に打ち込むにも、まず健康な身体と心が必要です。子どもに寄り添い、心身の不調から救ってあげられるのは、一番近くにいる親だからこそ。

わが子が健やかに毎日を過ごせるよう、毎日の生活の中で親が気づいてあげたい点について3回シリーズで紹介します。
(監修:医学博士 正木大貴)

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睡眠と食事を見直し生活リズムを整える
(体調不良を訴える子どもが急増!こんなサインに要注意~子どもの心身の健康①)のチェック項目で、子どもの体調不良が生活習慣の乱れからきている場合は、まず生活の基本である「睡眠」と「食事」を見直してみしょう。

睡眠は身体の疲れを取り、脳の発達や身体の抵抗力を高め、心の安定にも大きな役割を果たします。しかしある調査によると、小学生は学年が上がるにつれて就寝時間が遅くなり、6年生のおよそ75%は午後10時を過ぎるまで就寝していません。
また睡眠と関係が深いのが、朝食を食べない子どもが増えていることです。起きるのが遅いため朝が慌ただしかったり、睡眠時間が足りなくて食欲がなかったりすると、朝食が取れません。

最近は、親が忙しくて自分や子どもの朝食を用意できない場合もあるようです。この場合は親が生活習慣を見直し、子どもと一緒に朝食を食べる習慣をつけるとよいでしょう。 時間がないなら手軽に作れるメニューを利用するのも1つの方法です。

<朝食の摂取状況と体力の関係>

【解説】この図は文部科学省の外局であるスポーツ庁が、全国区の小学校、義務教育学校前期課程及び特別支援学校小学校部の5年生全員を対象に行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」からわかった、児童の朝食接種と体力の関係です。この結果を見ると、朝食を毎日食べている児童は、男女とも最も体力があり、それに比べて「食べていない日が多い」「食べない」と回答している児童は体力が低いことがわかります。
規則正しい生活リズムを作るポイント
< 睡 眠 >
健康な身体の基礎になる睡眠。しっかりとるためにはここに注意点を!
  • 低学年なら9〜10時間、高学年なら8〜9時間の睡眠時間を目途にする
  • 理想の睡眠時間は個人差がありますので、朝すっきり起きられていれば、例え上記の時間に達していなくても神経質になることはありません。
  • 寝る前のスマホ、パソコン、ゲームなどを控える
  • スマホやゲームで遊ぶ時間が長引くと睡眠時間を圧迫するだけでなく、それらの機器から出るブルーライトが眠りの質を下げかねません。
  • ★スマホやゲームを使用する時間や場所を決め、子どもと約束をする
  • (例)使用は1日2時間、夜の8時まで。使用場所はリビングなど家族の目の届く場所に限定する。
  • (例)子どもが約束を破った場合、ペナルティを設ける。翌日の使用は禁止など。

< 朝 食 >
朝食は生活リズムを整えるカギ!毎朝、必ず何かを食べる習慣が大事です。朝食は身体と脳のエネルギー源になるうえ、腸に刺激を与えて自然な排便をうながす効果も期待できます。
  • ★時間や食欲がない場合はバナナやカットフルーツなど、食べやすいものを選ぶ
  • ★例え短時間でも、親が子どもと一緒に食卓につき、顔を見ながら朝食を食べてみる

【出典】「子どものからだの調査2015/子どものからだと心・連絡会議、2015」「平成26年 家庭教育の総合的推進に関する調査研究/文部科学省委託調査」

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