体調不良を訴える 子どもの増加
およそ3800名の幼児〜高校生を対象に行われた「子どものからだの調査2015」によると、学校でひんぱんに疲れたと言ったり、休み明けに体調不良を訴えたりする生徒が増えているという結果が出ています。
子どもの体調不良には様々な症状がありますが、頭痛や腹痛、気分の悪さ、食欲不振などが代表的です。不調が何日も続くようであれば、重大な病気が隠れている恐れもあるので、小児科を受診して身体に異常がないか確認することが大切です。
診察後、病気ではないとわかったのに体調が改善されないようであれば、別のところに原因があると考えられます。原因は様々ですが、なかでも生活習慣の乱れや、心に抱えた悩みなどは、子どもが体調を崩す大きな原因の1つといえます。それらの原因からくる子どもの体調不良を改善するために、親がしてあげられることがあります。
教師が思う、小学生で「最近増えている」と思う身体の特徴
- ◎すぐ「疲れた」と言う
- ◎休み明けの体調不良
- ◎頭痛や腹痛を訴える
- ◎夜に眠れないと訴える
- ◎すぐ床に寝転んでしまう など (2015年の調査)
子どもの体調不良 こんなサインに注意!
病気などの明確な原因がないにもかかわらず、身体に様々な不調が出ていませんか。もしかしたら生活習慣の乱れや、悩みからきているかもしれません。日頃から子どもの様子をよく観察し、ここに挙げたような症状が出ていないかどうか、しっかりチェックしてあげましょう。
- □ 朝、すっきり起きられない
- □ 朝に頭痛や腹痛を訴えることが増えた
- □ 登校を嫌がるそぶりを見せる
- □ 口数が少なくなった
- □ 以前に比べて食事の量が減った
- □ 日中でも、すぐ横になりたがる
- □ 寝る時間が遅くなっている
「睡眠がとれているか」「日中、活発に活動できているか」「食欲はあるか」といった点に気を配ることは、子どもの心身の不調のサインを早めにキャッチすることにつながります。普段から生活リズムを整え、もし必要なら学校の先生や医師とも連携をとりながら、子どもの健康をサポートしていきましょう。
【出典】「子どものからだの調査2015/子どものからだと心・連絡会議、2015」
「平成26年 家庭教育の総合的推進に関する調査研究/文部科学省委託調査」
進学教室浜学園