子供の話をしっかり聞いてあげる
記憶に感動をくっつけることは困難です。嫌いなものを「喜んで食べなさい」と言うようなものです。
ただ子供は純粋で素直なので、自分の好きな人が「好きだ」と言ったものはいっしょに好きになってくれたりします。
たとえば自分は虫が嫌いでも、先生が面白そうに説明した虫の話、歴史嫌いな子供でもお父さんが楽しみにしてみていた大河ドラマに出てきた歴史上の人物などはよく覚えていたりします。
子供が学校や塾で聞いてきた話を聞かせてくれたとき、それほど面白くなくても、あるいは、まったく何が言いたいのかわからなくても、ご両親が好きなふりをして、面白そうに少しだけ説明してあげたり、さも興味深げに聞いてあげたりしてみてください。
漢字をていねいに書かせる
また、漢字や漢字で覚えなければならない歴史上の人物の名前などは必ず丁寧に書いて覚えるようにしてください。これは、書いて覚えれば勝手に手が動くというような科学的根拠に欠しい理由ではありません。
印刷された活字の形で記憶しているより、自分の書いた字で覚えている方が、答案の上の手書きの字と見比べたとき、まちがいに対して正確に違和感を覚えやすいからです。
とはいっても嫌いなことはなかなか覚えられないものです。
特に、入試直前期には嫌いなことも必死に覚えなければならないかも知れませんが、低学年のうちは、苦手分野は基本的なことだけきっちりと、好きなことは難しいことまでたくさん覚えるようにした方が精神衛生上はよいのではないでしょうか?
進学教室浜学園 低学年プロジェクト