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土壌生物「ミミズのはなし」

執筆:北海道札幌市 北嶺中・高等学校 理科教諭 池田伸博

北嶺中・高等学校は毎年「全校登山」の行事があります。困難に立ち向かっていく強い心と身体をもった生徒を育成していくために、中学1年生から高校2年生までの生徒は北海道の各地の山々に赴くのです。事前に1年生は体力づくりのために先生方と一緒に学校の裏山へ登山練習をするために出かけます。

さて、山道にはたくさんの生物がいますが、土壌生物であるミミズを見ると生徒たちは気持ち悪いと騒ぎ出します。見た目は確かに気持ち悪いかもしれませんが、ミミズのことについて興味深い特徴があるので少しお話ししたいと思います。

雨が降ると道路にミミズが出てくるのを皆さんは見たことがあるでしょうか?雨が降ると土壌に水が溜まっていき、ミミズたちは酸素を求めて地上に出てきます(諸説ありますが)。雨が止んで太陽が出てくると、ミミズたちは太陽を避けるように土壌に潜っていこうとします。ですが、運悪くアスファルトの上にいるミミズたちは土にたどり着くことができず、干からびてしまうのです。

実はミミズは無脊椎動物(背骨のない動物)の中でも、私たち脊椎動物と遺伝子レベルでとても近縁です。ですが、ミミズには変わった性質があります。それは、オスとメスの区別がない雌雄同体なのですが、交尾を行います。これは遺伝的に多様になるために行っていると考えられています。では、ミミズの卵はみなさん見たことがあるでしょうか??

ミミズの頭部には環帯という帯が見られるのですが、そこにミミズの卵子があります。環帯は徐々に頭部へと進んでいき精子と受精します。受精した後、環帯は頭部から剥がれ落ちてそのまま卵になるのです。その卵からは8匹のミミズの子どもが生まれ巣立っていくのです。

土壌にいる生物はなかなか観察が難しいのですが、皆さんもよく観察してみてください。面白い生態が分かるかもしれませんね。

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