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須磨学園高等学校・中学校

進学教室浜学園が独自の切り口で中学校を取材し、その魅力をお伝えしていきます。

神戸市営地下鉄・山陽電鉄板宿駅から徒歩約15分。見晴らしのよい高台に位置する須磨学園高等学校・中学校。価値観が多様化し、複雑化する現代社会において自己実現を成し遂げるために、自らで考える能力を養い、社会でたくましく生き抜く力を育むことを目標とされています。今回はそんな須磨学園高等学校・中学校の理事長である西泰子先生にお話を伺いました。
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須磨学園高等学校・中学校 理事長 西泰子先生と浜学園経営企画室渉外担当 山田

自己実現のために、より多くの主体的・実践的な学びを

―本日はよろしくお願いいたします。はじめに、御校の教育方針についてお教えください。
本校の建学の精神は”to be myself,...”、つまり一人ひとりの自己実現です。「なりたい自分」は、一人ひとり違いますが、変動する社会の中で、清く、正しく、たくましく、自己を実現できる人を育てることを目指しています。 また、教育方針としては主体的な学び、実践的な学びを多くさせることが挙げられます。机に向かって行う勉強のみならず、実験や実習、研修など身体全体を用いて行う学習も大切にしています。

ダブルスクールが不要な、レベルの高い授業

―御校の学習面に関する特色は何でしょうか。
第一に挙げられるのはダブルスクールが不要ということです。学校の授業で学ぶのみでは受験に対応できないために塾に通う生徒がほとんどですが、本校ではその必要はありません。それは、授業のレベルが非常に高いためです。授業を聞いたらそれだけで難関国公立大学に進学することができるほどです。
毎回の授業の最後には、今日行った授業の理解度を試すための確認テストを行っています。教員にとっては生徒がどの程度自分の授業を理解したかがわかりますし、生徒にとっては確認テストがあるということで必死になって授業を受けるため、両者にとっても非常に効果的なものとなっています。確認テストで基準を満たさなかった場合には放課後に補習が行われ、授業の内容を理解できないままに次の授業に進むことがないような仕組みがとられています。
放課後の補習の内容は三段階のコースに分かれています。一段階目はベーシック。授業においてわからなかったこと、理解できなかったことをクリアにするために、授業の内容をもう一度なぞるような形式で行われるものです。二段階目はスタンダード。授業で学んだことをアウトプットする力をつけることを目標としており、問題演習を中心に行っています。そして三段階目がアドバンスト。より深い部分、より難しい内容に挑戦するために設けられたコースです。科目によってコースを選択できるため、英語はスタンダード、数学はアドバンストといった学び方が可能となっています。
さらに本校には「9時学」というものがあります。部活動を終えた生徒も参加できる、7時半から9時の間、希望者に自習室を開放するというものです。居残って課題をこなして帰路に就く生徒が多く、700人~800人ほどが9時学に参加しています。実はこの9時学は、25年前に始まったものなのです。当時の本校は偏差値が35で、就学補助を受けている生徒が75%でした。そのため、大学への進学を目指すものの塾や予備校に行けない生徒がいました。そんな彼らに「塾や予備校に行く代わりに、学校に残って勉強しよう」と、5人の先生方がそれぞれ国語・数学・理科・社会・英語を担当され、放課後学習を始めたのが9時学のスタートです。そして9時学で勉強した生徒が国公立大学に進学したことから、「生徒にとって必要な教育を施す」姿勢が本校に見られるようになりました。この考えは1995年に阪神淡路大震災が起きたときにも形となりました。家が全壊した生徒は全額免除、半壊した生徒には半額免除という、授業料の減額を県内の私立学校で唯一行ったのです。その年には怒涛の勢いで入学志願者がやってきました。

自己表現力・主体性・コンピュータリテラシーを育成

―大学入試改革に向けて御校ではどのような対応をされていますか。
新しい大学入試において最も大きな変化は、学力だけが評価されるものではなくなるということです。新しい学力として主体性・多様性・協働性などが、調査書や生徒自身が作成したポートフォリオ、小論文やスピーチなどによって評価されるようになると捉えています。本校では自分を表現する力を育成するため、スピーチやプレゼンテーションの実施に力を入れています。また、生徒会活動や校外学習、行事など、生徒たちが主体的にプログラムを考えて実施するような、学業面以外のアクティビティも非常に多いのが特徴です。もともとは授業数を減らしてしまう阻害因子でしたが、今求められている力に当てはまるものであると考えています。今日必要不可欠となった能力である、コンピュータ・リテラシーも本校では30年前から行っています。危険も教えたうえでパソコンや携帯電話を正しく使わせるといった本校の方針は、当時は批判されていました。しかし、新しい大学入試においてはインターネットを用いて自分のプロフィールやポートフォリオを大学入試センターに送付することが求められています。本校の生徒は、以上のようなICT教育を受けていますので、新たな出願方法にも対応できます。本校ではすべての生徒に一台スマートフォンを貸与しています。普段は緊急連絡や一斉アンケートを取る際に用いています。この貸与しているスマートフォンが大いに役立ったのが、前年に起きた大阪北部地震です。通学途中だった生徒や、すでに学校に到着していた生徒など様々な状況の生徒がいましたが、わずか10分ほどで全員の安否確認を取ることができました。

NTEと学ぶ英語教育、世界一周プログラム

―御校での国際理解教育についてお聞かせください。
本校では英語教育を発音記号から学ぶ方式を採用しています。まず耳で聞いて英語を話せるようになったうえで、英語を書けるようになり、最後に文法を学習していくといった方式です。日本語に訳しながら英語を勉強したり使ったりするのではなく、英語をそのまま理解できるようにすることを目標としています。また、英語を話すことへのハードルを下げるために、中学1年からNTEから英語の授業を受けます。アウトプットをサポートするためイングリッシュキャンプというプログラムも用意しています。このプログラムでは、2~3日の間英語漬けで過ごすというものです。英語しか使わない環境に身を置くことで、生徒たちもインプットしてきた英語を使おうとするようになります。
土曜日の午後には、イングリッシュアセスメントというプログラムもあります。6人に一人のネイティブがついて、英語学習を行うというものです。また、日本人の教員とネイティブスピーカーによって行われる「CLIL(クリル) 」というプログラムもあります。一度学習した数学や英語、理科の内容を英語で再び学ぶことで、無理なく英語で学習することができます。ワークシートや練習問題も英語で書かれているので、読む・書く・聴く・話すというすべての能力を伸ばすことができます。
学外で行われる国際理解教育としては、世界一周プログラムというものがあります。アジアやアメリカの西海岸、東海岸、ヨーロッパなどを巡り、現地の学校を訪問してそこで交流会を行います。交流会では日本についての紹介を行っています。また、学校訪問のみならず、歴史的な場所や世界的に有名な場所、例えばドイツでは強制収容所やベルリンの壁へ、アメリカではNASAやボーイング社などを訪れます。
このような国際理解教育を受けた生徒たちは、海外の大学への進学も視野に入れ始めます。アメリカの大学へ進学する生徒や、インド工科大学に進学する生徒も見られます。偏見のない年代のうちに世界のいろいろなものを見せ、違いを違いとして受け入れられるようになってほしいと願っています。

推薦入試で難関国公立大学へ

―生徒さんの進路についてお聞かせください。
卒業生で、京大の医学部にダブルスクールなしに合格した生徒が多数います。今までやってきたことは間違いではなかったということで大きな自信となりました。また、大阪大学・神戸大学・北海道大学の推薦入試での合格者数は、全国トップとなっています。学力のみでは合否が決まらない推薦入試に強いということは、2020年度の大学入試改革においても本校の強みになっていくと考えています。
このような進路実績を支えるのは、個々の教員の熱心さにもあると言えます。生徒のことが大好きで、生徒を変える力のある教員が数多くいることが本校の誇りです。


―どうもありがとうございました。
⇒須磨学園高等学校・中学校HP 取材日:2019年6月7日
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