また、子どもが疲れていない時間に読んであげるといった心配りや、たとえば雨の日は2時間続けてでも、子どもからもうやめるというまで読んであげる、そういった愛情のかけ方をしてあげてほしいと思います。
家族みんなで
主婦であり妻であることも求められる母親は、毎日大忙しですね。全部自分でと背負いこまず、お父さんとかわりばんこで読み聞かせをするのもひとつです。お父さんに仕事のないお休みの朝にお願いすると、心にゆとりがあるので延々とつき合ってくれたりすることもあるかもしれません。
読む本を選ぶにしても、パパチョイスはママチョイスとちがって新鮮だなと、お子さまの新しい興味の入り口になるかもしれません。
読みたくない絵本だってあっていい
親にも好みがありますね。子どもは大好きでも、読んだり買ったりするのはいやだなとか、こういう日本語は触れさせたくないなということがあると思います。そんなときはお父さんに読んでもらってもいいですね。私の経験として、主人の読み方がおもしろくて、子どもがものすごく喜んではまってしまったことがあります。それでも親が好きではないことは、相手をしないのが一番だと思います。子ども同士のお付き合いもあるので、みんなが読んでいるものとか子どもが喜んでいるのは仕方がないと、ブームが去るのを待てばよいと思います。
家族を頼って、家族のために
好きなことには子どもは集中するものです。集中できないのは、わからないこと、きらいなこと、興味をもてないことです。家族もうまく頼って、絵本をきっかけにみんなで子どもの興味を育ててあげてください。一緒に本を楽しむ時間が、家族の心の落ち着くほっとする時間になれたらいいですね
「いつも絵本にはいつもいい思い出がある」そんなご家庭が増えることを願っています。