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帝塚山中学校・高等学校

進学教室浜学園が独自の切り口で中学校を取材し、その魅力をお伝えしていきます。

初代校長である森礒吉校長が残した「子供や若い人達は学園の宝」という言葉をもとに、教育活動に取り組む帝塚山中学校。 近鉄学園前駅の目の前に位置する交通利便性抜群の環境に、幼稚園から大学院までがあります。 今回はそんな帝塚山中学校の池辺校長先生にお話を伺いました。
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帝塚山中学校 校長 池辺政人先生と浜学園経営企画室渉外担当 山田

子供や若い人達は学園の宝

―本日はよろしくお願いいたします。はじめに御校の教育理念についてお聞かせください。
本校の教育理念は、「子供や若い人達は学園の宝」というものです。学校において、人間作りを行うという考えが基盤にあります。
具体的には「一人ひとりを大切に、個性を尊重した教育」、「実践を大切にした教育」、「情操教育」を心がけています。 教育理念でも言及されている「宝」は、人に発見してもらい、指摘してもらうものです。我々教員が生徒一人ひとりの個性を尊重し、キラリと光るものを見つけられるよう心がけています。
実践を大切にするという点においては、アウトプットが大切だと考えています。生徒全員が参加する行事や、先輩の姿を間近で見ることができるクラブ活動などでは「すごいなぁ」という気持ちだけで終わるのではなく、自分も同じように実践してみることを重要視しています。
情操教育に力を入れているということは、弦楽部や吹奏楽部など、文化系のクラブ活動が盛んだということにも表れていると考えています。環境によって心が育つと考えているので、今後も注力していきたいです。

男女別学・共学を兼ね備えた「併学」

―御校では「併学」という制度を採用されているようですが、詳しくお聞かせ願えますか。
「併学」は、男女別学とも男女共学とも在り方が異なります。帝塚山中学校には男子も女子も在籍しているのですが、毎日の授業は男女別に行います。また、校舎も男子と女子では異なります。しかし、校舎は別でもキャンパスは一緒なので、食堂などで顔を合わせたり、クラブ活動や行事を一緒に行ったりすることもあります。男子と女子では達成感の感じ方や、やる気の引き出し方も異なるため、男女別で授業を行うことにはメリットがあります。
さらに、本校では男女が分かり合える機会があります。例えば、コーラスコンクール。男子生徒のコーラスを見て女子生徒は「男子がこんなに歌うのか!」と驚く一方、男子生徒は、女子生徒に見られているという意識もあり、より真剣に合唱に取り組んでいるようです。お互いのコーラスを見ることで、さらに刺激を受けて高みを目指せるというところも特徴です。また、高校2年生からは男女合同の授業もあります。

伝統的な品の良さ、刺激を与えあう関係

―御校の生徒さんに共通する特徴などはありますでしょうか。
本校の生徒は、どの子も素直で品があり、個性豊かでキラリと光る何かを持っています。特に、品があるという特徴は、いつの時代も変わらないもので、伝統と言い換えることもできます。学校教育においては、仲間が重要な役割を果たすと考えておりますが、本校には文化に親しんでいる生徒や、外国語を自由に操れる生徒など様々な特技を持った生徒がいます。お互いの良さを認め合った上で、よきライバルとして、また憧れの目標として刺激を与えあう関係が築かれています。

近畿全域から生徒が通学

―御校は駅から直結というアクセス抜群の位置にありますが、生徒は広域から通ってきているのでしょうか。
はい。大阪府から通う生徒が932人と1番多いです。中でも、大阪市から435人、東大阪市から129人、堺市から102人の生徒が通っています。他にも、八尾市、枚方市、吹田市、豊中市などから通ってくる生徒もいます。2番目には奈良県からの745人、3番目には京都府からの232人、そして兵庫県からも70人もの生徒が通学しています。また、少数ですが滋賀県や和歌山県、三重県から通ってきている生徒もおり、近畿全域から生徒が集まっているのが本校です。駅に直結しているため道路を横断する必要もなく、保護者の方も安心なのではないでしょうか。通学の際も、品性を保ち自分で態度を律することができる生徒がほとんどです。マナーを守って公共交通機関を使ってくれています。

クラブ活動や勉学のための施設を完備

―御校の充実した施設についてお聞かせください。
本校の特徴は、何と言っても敷地が広いことでしょう。幼稚園から大学院までが同じ敷地内にあるため、最初は迷子になってしまうほどです。中学校・高等学校には、天文台や温水プール、2つのコンピューター室に、茶道をする際や日本舞踊部が使用する和室などがあります。また勉学のための設備も整っており、生物・化学・物理の3科目は実験室と講義室をそれぞれ有しています。また、45,000冊を所蔵する図書館や、80人が入れる自習室など集中して勉強に取り組める環境を整備しています。廊下や階段、トイレの掃除が行き届いているところもよくほめていただけます。

自分の将来像を考え進路を決定

―御校の生徒の進路について教えてください。
本校の卒業生の進路は幅広いものとなっています。平成30年度の実績では、国公立大学へ209名が合格しました。主な内訳は東京大学4名、京都大学19名、大阪大学14名、神戸大学15名です。また、医学部医学科に進学した生徒も22名いました。私立大学には857名が合格しています。関西学院大学に46名、関西大学に51名、同志社大学に76名、立命館大学に86名、早稲田大学に11名、慶応義塾大学に8名といった具合です。
本校の生徒は、「ただ進学できたらいい」という思いのみで学校を選ぶのではなく、自分の将来像を考えたうえで進路を定めているというところに特徴があります。高校2年生と3年生の2回、「進路の指針」という冊子を配布しています。内容はセンター試験についてや、大学の学部での勉強について、また各教科の重要ポイントなどです。できるだけ早期から自分の将来について考えてもらうことを狙いとしています。

全国レベル多数のクラブ活動

―御校のクラブ活動についてお聞かせください。
本校には14の体育会系クラブと24の文化系クラブがあります。全国大会に出場すると同窓会から表彰を受けるのですが、中学生が所属するクラブではNHK全国放送コンテストに出場した放送部、ジュニアオリンピック出場者を擁(よう)する陸上部、全国弁論大会に出場した英語部が表彰を受けました。高校生が所属するクラブでは、放送部、ギターマンドリンクラブ、理科部ロボット班、ダンス部、情報オリンピックに出場した数学研究部、国体出場者を擁する陸上部が同様に表彰を受けました。理科部ロボット班はモントリオールで開かれた世界大会にも出場しています。そこで、ロシアの生徒やブラジルの生徒からロボットについて英語で質問され、本校の生徒も一生懸命説明します。母国語は異なるものの、英語という言語を用いて共通のことを語れる魅力に多くの生徒が気づきます。
このように全国レベルで活躍するクラブが多いのは、先輩の姿を見た後輩がそれに続くからだと言うことができます。よきロールモデルが近くにいることで、刺激を受け、さらに上のレベルへと高め合っていけるようです。
活動日が重ならない範囲で兼部をしている生徒もおり、各自が興味のあるクラブに入れる環境を整えています。中学生は全員が、高校生は6割以上が何らかのクラブに所属しています。

真のグローバルリーダーを育成するグローバルキャリア教育

―御校ではグローバルキャリア教育が盛んとお聞きしましたが、その内容についてお聞かせくださいますか。
本校のグローバルキャリア教育は、グローバルリーダーを育成することを目標として行っております。
今までは、国際教育として各教科で探究活動が行われていました。例えば国語科では弁論大会、英語科ではスピーチコンテストといった具合です。しかし、より強固なものにするために教科を横断して一本化を図り、新たなグローバルキャリア教育プログラムが誕生しました。
中学3年生では、1年間を通して協同的な探究活動を行います。グループごとにテーマを設定し、ポスター発表を行います。これは、海外に出たときに、自分が語れるものを1つでも持ってほしいという思いから行われるものです。最終的な発表の場は、従来から行われている弁論大会やスピーチコンテストとなりますが、これだけでは各クラス代表による発表のみとなってしまいます。そこで、全員が発表できる場として、中間発表会を設けています。生徒らが選んだテーマは「偽造食品」「ブラック企業の問題点」「動物実験」「お酒のメリット・デメリット」「世界の貧困問題」など多岐にわたっています。まずは身近な問題に目を向けることが大切と考えているため、「興味のあることをテーマにしてみよう」と指導しています。また、希望者70名~80名でアメリカのシアトルでの海外研修も行います。
中学3年生~高校1年生の春の時期に、男子も女子もハワイに行きます。男子はハワイ大学海洋研究所などと連携してハワイの大自然に親しみ、女子はSTEAM教育によって感性も磨くことを目標としています。
それを踏まえて高校1年生になったら、夏休みの5日間を利用して「エンパワーメントプログラム」を行います。ハーバード大学やカリフォルニア大学ロサンゼルス校などのアメリカの有名大学から学生が来日し、学生とともに英語漬けで議論やプレゼンテーションを行います。生徒が国外に出るのではない、校内でできる留学体験プログラムです。世界の一流大学で学ぶ学生たちの姿を間近で見ることによって、多くの刺激を受けるようです。
このプログラムの集大成として、希望者のみとはなりますが、高校2年生ではアメリカのボストンに足を運びます。ハーバード大学やボストン大学などの学生とともに大学のキャンパスに1週間ほど滞在します。そこで、現地の学生や活躍する方々と交流したり、ディスカッションを行ったり、教授に特別授業をしてもらったりなどハイレベルな研修を行います。はじめは不安そうだった生徒たちも、現地大学生の手厚いサポートもありどんどん積極的な姿勢を見せるようになります。
以上のように、中学3年生から高校2年生にかけて徐々にレベルアップするプログラム内容となっています。また、中学3年生でいきなり自分が世界で語れるようなテーマを見つけるのは難しいということから、今年度より中学2年生のホームルームの時間を活用して「ENAGEED」という教材を使い、問題を発見する力の養成に努めています。
また、このようなプログラムが実行されるまでには1年間もの教員間の話し合いがありました。以前から国際交流が盛んな本校でしたが、生徒が弱いのは、真のグローバルリーダーへと成長するために不可欠な探究力・問題解決能力なのではないかという結論に至りました。外国の人とかかわるためには海外研修は効果的ですが、現地を訪れ英語で話してみるというただのイベントで終わらせるのではなく、何か自信をもって現地の人に語れるものを持ってほしいという思いからこのプログラムが誕生しました。


―どうもありがとうございました。

取材日:2019年2月28日
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