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【中学受験】佐藤ママが語る!夏休みをパワーアップさせる一問一答

問1.  6年生の夏休みは、何時ごろに起床・就寝していましたか?

  夏休み中は、朝8時起床、夜12時就寝でした。

我が家は日頃、小学校に行くのに朝7時に起きていたので、夏休み中は8時起床にしました。夏休みは塾の夏期講習もあるし、その他の勉強も大変なので、いつもより1時間余分に寝かせてあげようと思ったんです。1学期分の子どもの疲れを取ることも大事だと考えました。
就寝時間を夜の12時にしたのは、子ども達を見ていたら、小学生は夜の12時を過ぎるとエネルギーがいきなり切れる印象だったからです。12時を1分でも過ぎるとマズイと思って、12時には寝かせていました。たとえ子どもが「宿題が残っている」と言っても、私は「ダメダメ」と言って寝かせていましたよ。グズグズするとリズムが崩れるんです。寝る時間はとても大事。死守です。

夜にしっかりと寝たら、朝はきちんと起きられます。夏期講習を乗り越えるために元気よく生きていくには、睡眠時間は大事です。

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問2. 夏休みの勉強中は、何時間ごとに何分の休み時間を取っていましたか?

  6年生の夏休みで言うと、休み時間は無し! 休む必要が無いからです。

例えば国語と算数の間に、疲れただろうと休み時間を設けようと思うかもしれません。しかし子どもは、たいてい1時間の勉強の間に何分か休んでいるものなんです。そんなにギッチギチに勉強していません。ですから休みは無くて大丈夫です。
特に6年生は途中で休みを入れると、ずーっと息を抜きますよ。小学生は、そんなものです。ですから小6の中学受験生は夜12時まで息を抜かせませんでした。

けれど彼・彼女らも、ずっと勉強しているのかというと、そうではなくて、普段の生活・・・例えば食事やお風呂、兄弟との会話や通塾途中での友達とのおしゃべりで息抜きしているんです。だから、わざわざ息抜きの時間を設定しなくても大丈夫ですよ。

問3. 夏休みに、どのように苦手分野を克服されましたか?具体的に教えてください。

  何が苦手なのかを細かく具体的にする。苦手な問題を集めて解いていく。苦手を2つ克服できたらラッキーだと思う。

例えば「理科が苦手です」と言うなら、理科のどこが苦手なんですか?という話なんです。つまり具体的にしなければならないということなんです。
「算数が苦手」なら、例えば計算が苦手かもしれないし、単位換算が苦手かもしれません。計算だっていろいろあります。分数が苦手など。ピンポイントで何が苦手なのかを具体化して、そこだけを押さえなくてはならないのです。 しかし、それは子どもに聞いてもわからないので、今までに受けたテストを全部見返して、傾向をつかまなくてはなりません。延々と分数の問題を間違えていることもあるんです。そうすると、テキストや復習テスト、模試から分数の問題を集めて「分数セット」みたいなものを作って、それを全部こなす。このように行動すると、必ず苦手分野を押さえられます。むしろ得意になっていきますから。

算数に限らず、どの教科でも苦手なものを2つずつくらいクリアしたら万々歳だと思ってください。3つは無理だと私は考えます。欲張らないことも大事。「2つクリアできたらラッキー!」な気持ちでいてください。

問4. 計画を立てても、その時々で問題を解く時間や、解説を理解する時間が違うため、その通りに進むことがなく、計画が立てられません。休憩時間も、子どもはその通りに動きません。どのように計画を立てればよいでしょうか?

  柔軟性のある計画を立てる。予定通りにいかないのは当たり前と心得ておく。こなす問題の数など、勉強の「量」だけを決めておく。

「1問につき5分で解いて、見直しが3分」なんて、その通りにはいきません。大人の仕事でも、そうですよね。そんなうまい具合にはいかないものです。
計画を大雑把に作ることも大事です。大局と小局を使い分けないと。
1日の中で就寝時間と起床時間をきちんと決めて、その間に食事と勉強の時間をはめ込みます。 例えば朝9時から11時まで算数の勉強をするとします。その時間で5問解くとしても、「問2」でつまずいて、考えても考えても解けない時もあります。その時は延々とその問題を考えるのをやめて、後回しにするなどして、とにかく「問5」まで済ませるというようにしていく必要があります。つまずいた問題に固執するのはよくありません。その問題は明日に回すなど、上手に時間を守るようにしていきましょう。でなければ延々と時間がずれ込んでしまいます。
スケジュールの時間を決めて、やることも決めるけれど、それらを全部済ませられるということはありえないと思っておくとよいです。逆に、やること以上に済ませられる時もありますから。とにかく済ませられなかったことは次に回すという意識が大事です。
解けない問題があって翌日に回す、スケジュールがずれていく、ということは当たり前のこととして、想定しておかないといけません。
そして「問1~問5」という問題順の区切りでスケジュールを組むのではなく、「5問ずつ」というように量だけ決めておくとよいです。
柔軟にやっていくことが大事です。

この「佐藤ママが語る!」では、灘中へ3人合格、お嬢様は洛南中に合格され、そして東大理Ⅲへ全員進学された佐藤ママこと佐藤亮子(浜学園アドバイザー)さんのノウハウを紹介していきます。 ※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://youtu.be/vdyA4ACGsJc)を参考にまとめています。
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