確かに定規を使えば誰でもきれいな線がひけ、“きれいなノート”にすることができます。しかし、線をひくたびに定規を使っていると、板書を写すのに時間がかかります。
低学年のうちは板書量も少なく、定規を使いながらでもそう遅れることなく板書を写せますが、高学年になるにつれ板書量も増え、図形問題などで線をたくさんひくことが多くなると、格段に板書を写すペースが遅くなります。板書を写すのが遅れると、講義内容を聞きもらしたり、問題に取り組む時間も短くなったりとよいところはありません。
そうならないよう、低学年からフリーハンドで線を引くことに慣れてほしいと思います。きれいな線が楽に引けるから…といつまでも定規を使っていては、フリーハンドで線を引けるようにはなれません。
浜学園では、線や図を書くときに定規を使わないよう指導しています。書き慣れないうちは線が少しまがってしまうのも仕方ありません。生徒からも「定規を使ったらきれいに書けるのに…」ときかれますが、先々のことを考えたうえで、フリーハンドで線をひくことを勧めています。
進学教室浜学園 低学年プロジェクト