夏バテは百害あって一利なし!最強の「夏バテ」解消勝負メシ
ジメジメとした梅雨の時期が終わると、やってくるのが暑い夏ですよね。
その夏、受験生にとって大敵となるのが「夏バテ」です。
疲れ、だるさ、倦怠感といった身体の不調や、食欲不振、免疫力の低下による夏風邪といったように、受験生にとって百害あって一利なしです。
ただ皮肉なことに、受験に打ち込む夏はとっても夏バテになりやすい条件が揃っているんです。というのも、夏バテの原因のひとつに、室内と屋外の寒暖差が挙げられます。
夏だと屋外では気温30度を超える日が続きますが、室内はクーラーで大変涼しいわけです。この寒暖差に自律神経がついていけなくなって、これが疲れ、だるさ、倦怠感につながるのです。
人間は屋外で暑いなと感じているときは汗を出したり、皮膚の血管を拡張させて熱をなんとか体の外に放出しようとします。逆に室内で涼しいな、寒いなと感じているときは皮膚の血管を収縮させて熱を逃がさないようにするわけです。
この指令を体に出しているのが自律神経ですので、1日の中で何度も急激な寒暖差がありますと大きな負荷がかかってしまうんです。
特に受験生は冷房の効いた塾の教室、自習室に長い時間滞在するわけですが、体にとっては寒くても勉強に集中しているので脳は寒さを感じにくいんです。
だから、上着を着るとか、温かい飲み物を飲むといった対策をしないお子さんが多いんです。こうして自律神経にどんどん負荷がかかりますので、ますます夏バテのリスクが高まります。
もうひとつ大きいのが睡眠不足です。
夏は暑くて寝苦しい時期ですが、睡眠の質が低下して思うように疲れが回復できないと、夏バテになってしまいます。
受験生は運動不足の傾向で、肉体的には疲れずなかなか夜寝られません。
また眠っても質の悪い睡眠が多いので、普通のお子さんより脳は睡眠不足になりやすいのです。
とは言っても、夏バテになっていては勝負になりませんよね。そこで7月は、この受験生の大敵、夏バテに打ち勝てる料理を取っていただきたいわけです。
そこでお勧めしたいのが、日本で唯一の亜熱帯気候の中で生まれた沖縄料理です。
次回、頭が良くなり夏バテにも打ち勝つ「沖縄料理」ベスト3をご紹介。
※本記事は「勝負メシ」に掲載の吉田たかよし先生動画より抜粋。
≪吉田たかよしprofile≫ 京都市出身。医学博士(東京大学大学院修了)。進学教室浜学園
受験を専門に扱う心療内科クリニック「本郷赤門前クリニック」院長。
学習カウンセリングのスペシャリストであり、
自身も灘中学受験を経て東京大学に合格した受験のスペシャリスト。