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「自主性が育つ」のを待っていたら遅すぎる?自己責任感の大切さ

中学受験は、子どもの「これから」を左右するビッグイベント。とはいえ、主役であるはずの子どもはまだ、やっと10代になったばかりです。
受験を「自分のこと」と捉えられず、なんとなく親に「やらされている」といった受動的な態度をとってしまうのも、ある意味仕方のないことなのかもしれません。
保護者の皆さんの中には、「進路を考えるのは、もう少し、子どもの自主性が育ってからの方がいいのかな……」という不安を感じる方もいるでしょう。

しかし、誰しも幼い頃や若い頃は、自分の進路をあまり真剣に意識しないものです。大学進学率が大幅に上がり、誰もが「とりあえず」で大学に行くような今の時代。
子どもが将来を「自分のこと」として考えるまで待っていては、二十歳を超えても「その時期」が来ないということだって考えられるのです。

今回は、子どもの「自己責任」感を育て、受験を「自分のこと」と捉えさせるために、親が注意すべき子どもの言動・行動をまとめました。

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1. 「面倒くさい……」子どもがなまけているときは
まずは単純に、「子どもがなまけて勉強をしない」というケースです。
受験生と言えども、やはりまだ子ども。アニメを見たい、漫画を読みたい、ゲームをしたい……。誘惑はあちこちに転がっています。勉強をいやがることもあるでしょう。
しかし、こういった状況を放置することはできません。ときには、子どもを叱る必要があります。

ただしこのとき、感情的に叱ってしまうのはNG。子どもにとっては、「怒られた」という事実だけが記憶に残ることになり、反省させる効果が薄くなってしまいます。
なぜ勉強をしなければいけないのか、「子どもに反省を促す」ことを意識しながら、冷静に叱りましょう。そのためには、事前に叱る内容をシミュレートしてから子どもと話すのがおすすめです。

2. 「先生が悪い」「塾の教え方が悪い」といった責任転嫁
成績が伸び悩んできたとき、子どもはどうしても「誰かのせい」にしがちです。
親が悪い、塾の先生が悪い、教え方が悪い……という風に、誰かに責任転嫁してしまうのです。
こういった言葉が出てきたら、どのように対応するべきなのでしょうか。

答えは、「絶対に認めない」です。子どもの言葉を真に受けて、すぐに新しい塾・新しい先生を探すといったことは極力避けるようにしてください。
そういった「転校グセ」をつけてしまうと、いろいろな塾を転々とすることが習慣になってしまい、受験期の貴重な時間を浪費することになります。
ここで、親も塾の方針に不安があるという場合は、まずは面談などを申し込んで事実を確認するようにしましょう。

きちんと子どものことを考えてくれている塾であれば、しっかりと相談に乗り、具体的な情報もふまえて今後の作戦を立ててくれるはずです。そういったコミュニケーションをとることで、疑問や不安は解消されていくでしょう。

3. 点数がとれないのは「勉強方法」が悪いから
これに関しては、「先生が悪い」のときとは違います。ひとくちに「受験勉強」といっても、やり方は一つではありません。
受験勉強には、効率のよい方法・悪い方法が存在します。子どもの得点が伸び悩んでいる場合は、単に「ガンバレ!」とつっぱねるのではなく、一緒に改善方法を考えましょう。

その際、自己流で方法を考えるのもよいのですが、やはりおすすめは専門の学習塾やそこの講師に相談してみることです。
学習塾は毎年、たくさんの受験生を相手にしています。その経験をもって、その子の個性や得意・不得意も考慮に入れながら、最適な勉強方法についてアドバイスをしてくれることでしょう。


以上、子どもが受験を「自分のこと」として捉えるために、気をつけておきたいケースをまとめました。
自分の将来を「他人事」にせず、「自分事」にしていく姿勢は、子どもが成長してもきっと役に立つはずです。不安な点は塾など誰かに相談できる環境を整えることも意識しておき、これからの受験期を乗り越えていきましょう。

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