【中学受験】佐藤ママが語る!勉強がグングンはかどる逆転の方法論
小学3年生男子の母です。3年生から塾に通い出しましたが、とてものんびりした子で私が隣に座らないとぼんやりして宿題が進みませんし、隣にいてもすぐにぼんやりして鉛筆が止まります。私がサポートし、宿題の後にゲームなどの楽しみを作ってなんとか回せていますが、このままではいつか宿題が終わらなくなるのではと不安です。勉強のスピードを上げる工夫などは、されていらっしゃいましたか?
勉強をご褒美で釣らない
馬の前にニンジンを下げて走らせるというような、ご褒美で釣って勉強をやらせるのは、後で困りますよ。このかたの場合、ニンジンの代わりがゲームということですね。まず、そういう甘い考えをもたせないことが大切です。勉強はご褒美やゲームのためにするのではなく、勉強は勉強のためにするのです。我が家の場合はゲームはさせていませんでしたが、そもそも「勉強して当然だよね」ということです。ですから、子どもには日ごろから「勉強するのはあたりまえだよね」ということを伝えておきましょう。もっと読む
子どもは長時間、集中はできない
私は自分の子どもたちを見ていて、子どもは基本的には長々と勉強はできないと思いました。長男は「2時間やってね」と言ったら、2時間やれる子なんですけれど、下の子たちは、キョロキョロして気が散る子たちで、長くは無理だなと思いました。ですので、時間をブツブツ切ってさせていました。
楽しいから集中するのです
まず集中してから勉強させようとしますが、勉強って集中してからさせるものではなくて、「勉強しているうちに楽しいから思わず集中しちゃった」というのが普通の成り行きなのです。子どもがぼんやりするのだったら、お母さんがやり方を工夫してみましょう。一度に長時間勉強をするのではなく、分けてするとよいですよ。例えば、50問の問題を解くのだとしたら、50問全部やらせるのではなく、10問解いたらすぐ丸付けをして、すぐやり直しをさせます。そしてまた、次の10問をやらせます。このように、問題を全部一気にやらせるのではなく、ブツブツと細かく分けてさせるとよいですよ。一回にかかる時間を短くして、お母さんとやり取りをするようにするのです。そうすると、お母さんが丸付けをしている間に、子どもが休めるでしょう。
工夫することで、スピードアップできます
こういう工夫をしていくと、解くことに慣れてくるのでスピードは上がっていきます。子どもに、続けて勉強させるというのは、基本的には無理だと思ってよいでしょう。子どももダラダラと2時間も3時間も座らせられて、その間何もできないわけですからつらいですよね。そうすると、子どもはぼけっとしてしまい、進まないし問題もまちがえるし、悪循環なんです。集中するというのは、1時間でもなかなか難しいのではないでしょうか。お母さんがそばについていればやるのなら、15分から20分くらいで区切って、違う科目にどんどん変えるなど、そういう工夫をしてみてください。
POINT
- 勉強はご褒美で釣らない
- 勉強するのはあたりまえと思わせる
- 長時間続けてやらせずに、分けて勉強させる
この「佐藤ママが語る!」では、灘中へ3人合格、お嬢様は洛南中に合格され、そして東大理Ⅲへ全員進学された佐藤ママこと佐藤亮子(浜学園アドバイザー)さんのノウハウを紹介していきます。
※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://youtu.be/eAPYcSX-wMc)を参考にまとめています。
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