暗記に頼らない!中学入試社会の勉強法
「社会の暗記はどうすればいいのでしょうか?」
社会科の講師が保護者の方々から受ける一番多い質問です。
「国語の宿題はなかなか進まないし、算数の宿題はもっと多いし…。」
こういう悩みを受験生や保護者の方々は抱えておられることと思います。
そうした方々は、「社会は6年生の秋から本格的に始めて、暗記さえがんばればいいのでは?」と思っておられるからこそ、社会の暗記をどう進めるのが一番効率的なのか、気にされているのではないかと思います。
確かに(社会に限りませんが)知識が多いことに越したことはありません。
入試本番で「知っているか、知らないか」が合否を分けるといっても過言ではありません。
しかし、だからといって最初から闇雲に覚えればいいのではないと思います。
重要な語句や人名を何度も繰り返し読んだりしても、その日は覚えていたはずなのに、次の日には忘れていることが多いでしょう。
流れを意識する
そもそも社会科は社会の動きを勉強する科目です。
当然社会での出来事には理由や原因があります。
そのことを意識して勉強した上で、語句や人名を何度も繰り返すことで初めて知識として定着します。
例えば、地理の勉強では、農業や工業がさかんな地域では、「なぜ農業や工業がさかんなのか」、その理由を考えてみるのです。
その際、地図帳を手元に置いておき、地名が出てきたら必ず確認しておきましょう。
歴史の勉強では、大きな歴史の流れを知った上で、歴史上の出来事の原因を考えて、結果まで見てみることが大切です。
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「暗記」ではなく「記憶」する学習を
こうした勉強の仕上げとして、どうしても覚えるという作業が必要になります。
この作業を「記憶」といい、闇雲に覚える「暗記」とは違います。
その「記憶」の作業で一番効率が良い方法は、やはり「何度も書いて覚える」ことです。
社会科が不得意な受験生を見ていると、テキストを眺めているだけの場合がとても多いのです。
歴史の語句や人名だけではなく、地理の地名も何度も書いてみましょう。
そうすると記憶として頭の中に定着し、社会の力となります。
社会科は勉強すればするほど成績が上がる科目です。
努力を裏切らない科目なので、しっかり勉強して社会科を得意科目にして下さい。
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