【2021年春】保護者の中学受験合格体験記~初めての中学受験サポートを振り返って~
2021年春に進学教室浜学園を卒塾され、洛南高等学校附属中学校に進学されるお子様のお母様から、「わが子の成長」として保護者様の合格体験記を頂戴しましたので、ご紹介します。
初めての中学受験サポートを振り返って
これからお子様の受験をお考えの方のご参考になれば、と、初めての中学受験サポートの体験談を書かせていただきます。
「より教育環境が充実した中で勉強をさせてあげたい」と思ったことが、中学受験を考えたきっかけでした。愚息は低学年から浜学園に通っている友達をみて「僕も行きたい」と申しておりました。しかし、両親共働きのため、付き添うことができず電車通学は4年生から、と息子の気持ちを待たせる形で、4年生から浜学園に通わせていただきました。
入塾テストで、Sクラス※1からスタートできることになり、親子で喜んだことを今でも鮮明に覚えています。
順調に勉強を進めているように思っておりましたが、5年生の頃には、ほとんどサポートもしてあげられず、息子も勉強(宿題)をさぼっていたようです。
今思えば、5年生の時にもっとサポートしてあげていたらよかったな、と思います。
6年生になり、前半は新型コロナウイルス感染症の影響で、勉強のリズムがうまく習得できなかったですが、教室での学習が再開してからは、朝から晩まで、また時には上本町教室(大阪)や京都駅前教室へ通い、一生懸命、課題に取り組んでいました。
我が子ながら、泣き言も言わずに毎日教室に通う息子をみて「小学生なのにえらいな。」
と感じておりました。
両親共働き、かつ父は単身赴任、2歳年下の妹、9歳年下の弟のお兄ちゃんという環境での受験勉強でした。
母としてもっとサポートしてあげたいという気持ちとは裏腹に、復習テスト※2のファイリングや励ましくらいしか、してあげられませんでした。
ただ、子供たちには「お兄ちゃん、すごく頑張っているよね。ママ、しばらくお兄ちゃんを第一優先にしてもいい?みんなもお兄ちゃんをサポートしてあげてね。」
とお願いしました。私の話を子供達は理解し、幼い子なりに、自分のお菓子をわけてあげたり、兄の学校へ行く準備を手伝ってあげたりしてくれました。長男の受験を通じて、妹、弟も成長してくれている姿がほほえましくまた、とても頼もしかったです。
入試直前の冬休みは、昼食はお弁当をもたせ、夕食は仕事帰りにお弁当を買って必ず手渡しで、一言二言励ますということを続けました。フルタイムの仕事は年末年始も忙しく、時間の余裕が親子共になかったですが、できる限りのことはする、と決めていました。
夫も入試期間中は仕事を休んだり在宅勤務をするなど工夫して息子のそばにいてくれました。
息子もそんな気持ちを知ってか、ちょっとしたことでも「ありがとう」といってくれることが増えました。
休みがない日が続くということはかなりハードでしたが、受験がなかったらこんなに深く子供に目を向けて頑張れなかったと思います。
息子も体力の限界まで頑張るという経験ができたと思います。
(毎年、こんなハードな冬を過ごされている先生方はすごい!と思います。)
学習能力だけでなく、人への感謝の気持ちをもつ、家族お互いが大切に思い合うなど精神的にも家族みんなが成長できた受験だったと思います。
最後まで、ご指導くださった浜学園の先生方、事務局の皆様、大変お世話になり、本当にありがとうございました。
- (※1)V(最上位)S(上位)H(中堅)のクラスがあります
- (※2)毎授業行われる前回授業の確認をするテスト