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2018年度近畿圏における中学入試の動向と対策

2020年の大学入試改革を見据え、中学入試が変わる――
進学教室浜学園が、その情報収集力と進学塾ならではの視点で、2018年度近畿圏中学入試の最新事情を徹底分析しました。

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1)2018年の近畿圏における、受験者数、難関校(別コース設置校)の志願者数に変化は?

受験年齢の小6生全体に占める受験者は、微減傾向が続くと思われるが、午後入試が増えている分、統一入試初日の受験率が伸びる見込みがあります。

2)受験生の一人あたりの平均受験校数は

最難関校ならびに難関校受験者は一人あたり3~4校、中堅校受験者は一人あたり2~2.5校くらいでしょう。男女では、体力的な差もあるので、例年男子の方がやや多く受験する傾向が見られます。

3)入試の主な変更点や傾向

1.入試日の前倒し傾向の継続
 統一入試日から3日目くらいで主要校の入試の多くが終わります。

2.午後入試がさらに増加
 2018年度は上宮学園、関西大倉、常翔学園など数校が統一入試初日の午後入試に新たに加わり、全部で60校近くが実施します。

3.新たにコース制を導入する学校
 あらたに2コース制(仁川学院、上宮学園、四天王寺学園、賢明女子学院など)あるいは3コース制(プール学院、ノートルダム女学院など)をとる学校があり、学習だけではなく、ダンスなどの身体表現系のコースを新設する学校(梅花、樟蔭)や自己推薦型の「未来探求」のコースを設置する学校(常翔啓光学園)もあります。

4.英語選択入試の増加
 親和、松蔭、小林聖心女子学院、梅花、常翔啓光学園、箕面自由学園、追手門学院など新たに10校あまりが、英語を必須あるいは選択する入試を実施します。

5.検定試験による資格の所持を評価して加点する学校の増加
 清風南海、追手門学院、大阪国際大和田、愛徳学園、龍谷大学付属平安などが検定資格による加点制度を導入します。

6.自己推薦型入試の増加
 常翔啓光学園、近畿大学附属、大阪薫英女学院など数校で導入します。

7.適性検査型入試のさらなる増加
 国公立中高一貫校と併願してもらうことを狙って、滝川や上宮学園など数校で新たに導入されます。

8.インターネット出願(Web出願)への切り替え傾向
 近畿の140校余りの学校のうち半数がインターネット出願を実施します。

9.その他
◎四天王寺と京都女子は、今まで算・国・理・社の4科目受験だったが、3・4科選択制になります。
◎上宮と上宮太子は統合して、「上宮学園」と改称しました。
◎柳学園は、「蒼開」に校名を変更しました。

4)人気のある学校とその理由

近畿でいわゆる最難関クラスに位置づけられる学校(兵庫県の灘・甲陽学院・神戸女学院、大阪府の大阪星光学院・四天王寺、京都府の洛南高等学校附属・洛星、奈良県の東大寺学園・西大和学園)、はもちろん高い人気があります。それに次ぐ人気校として、兵庫の西地域では伝統的な難関校である白陵と完全に難関校化した須磨学園、大阪では清風南海・高槻・開明、奈良の帝塚山などが続きます。これらのいわば定番校の人気を支えているのは、何と言っても大学の合格実績(国公立大学や医学部医学科など)が充実していることです。
清風・明星・同志社香里といった大阪の有名校も根強い人気がありますね。また、厳しい募集状況が続く大阪の女子校の中でも、大阪女学院・大谷・帝塚山学院は人気があります。兵庫西方面では、滝川第二が人気上昇中です。こうした学校は、国公立大学あるいは特定の有名私立大学に強く、校風が個性的で、確固たる教育方針があります。京都では、東山・京都女子・同志社女子は人気が安定しています。

また、国立大の附属中は授業料の負担が軽いわりに良質の教育が受けられるということで、大阪教育大学附属系列中(池田・天王寺・平野)を志望する方も必ず一定数を維持していますし、大学のネームバリューがあり、環境もいいということから、神戸大学附属も開校から3年連続人気があります。

5)男子・女子の人気校と、一般的な併願パターン例

これに関しては、第1志望が2日間入試の学校かそうでないかでパターンが変わるので、その点が分かりやすい代表的なパターンを挙げます。

<男子> 男子の場合、灘や甲陽学院のように2日間入試であるか、どうかでパターンが分かれます。
例1 第1志望……13日に灘あるいは甲陽学院の1日目・14日午前に同校の2日目
 → 第2志望……14日午後に西大和学園、15日に東大寺学園または、洛南高等学校附属
 → 第2志望……16日に清風南海(B入試)、あるいは六甲学院(B日程)

例2 第1志望……13日午前に大阪星光学院か洛星(前期)または六甲学院(A日程)
 → 第2(3)志望……13日午後に清風か明星あるいは金蘭千里(前期B日程)
 → 第2(3)志望……14日午前に須磨(第2回)、清風南海(SG・A入試)
14日の午後に高槻(B)

<女子> 女子の場合、神戸女学院が2日間入試を行います。
例1 第1志望……13日午前に神戸女学院の1日目
 → 第3志望……13日午後に金蘭千里(前期B)・大谷(医進1次B)
 → 第2志望……14日に須磨学園(2回目・3回目午後)、神戸海星女子または高槻(B)
 →     ……15日に神戸女学院の2日目

例2 第2志望……13日午前に四天王寺または、高槻(A)あるいは、14日午後に西大和学園
 → 第3志望……13日午後に帝塚山(1次B)または金蘭千里(前期B日程)
 → 第1志望……15日に洛南高校附属

6)冬休みから入試当日までのアドバイス

保護者の皆さんへ
お子様が今までに受けた模擬テストで成績が良かったものや、問題集の難問が見事に解けたときの解答が書いてあるノートなど「成功体験」を思い起こせるようなものを勉強部屋などの壁に貼ってください。入試が目前に迫ると恐怖感で圧倒され、落ち着いて勉強できなくなることもあります。そんなとき「自分はこんなにできるんだ」と自分に言い聞かせ、恐怖を克服できるようなイメージトレーニングがしやすい環境を整えてあげてください。また睡眠時間はしっかりとらせてください。
それから、マイナス志向の話を絶対にしないこと。入試直前になっても、親の目から見るとまだ理想からは程遠い状況だと思うときもあるでしょう。しかし、それを子どもに指摘するとかえって反発を招き逆効果となります。親は一歩退いて見守り、理想の5割もできていたら良しとするくらいが適当です。そして、常に前向きなアドバイスをしてあげてください。

受験生の皆さんへ
年末年始はクリスマスから始まって大晦日にお正月と、自分の身の回りはお祭り気分で騒がしくなります。しかし、そういう雰囲気につられて、2~3日でも生活のリズムを崩してしまうと、それを取り戻すだけで何日もかかってしまいます。受験生にお正月はありません。それは合格発表のあとにやってくると思って頑張りましょう。
入試直前の1週間は、受験生の皆さんのテンションは上がっているが、その割に集中力は続きません。したがって、家での勉強時間は減らし、小刻みに時間設定された塾の時間をなるべく利用して、規則正しい勉強のリズムを作るようにしましょう。
また、受験はたいてい朝から始まるので、夜更かしをせず、「朝型」の生活に体を保っておくことが大切です。

7)浜学園の指導方針と「前受け校」受験のススメ

本番を迎えて落ち着かない、緊張する、というお子様への対応として、一番いいのは「前受け校」の受験を勧めることです。
近畿地区の学校は「統一入試日」より前に受験することはできませんが、高知県、香川県、岡山県、北海道などの私立中学入試を12月の下旬ならびに1月の上旬に受験できます。
近畿圏内に受験会場を設けてくれる学校も増えたため大変利用しやすくなっています。本物の受験の緊張感を味わってから、本番の入試に挑むことができるよう前受け校を受験されることをお勧めしています。
また、受験勉強の最終段階である今、「もし取り組んでいる問題が難しくて解けなかったら、『ああ、本番だったらどうしよう。』と案じるのではなく、『ああ、これが入試の本番でなくて運が良かったな、得をしたな。』と思いなさい。そしてその解法を完全にマスターするようにしなさい。最後までそういう方法で勉強すれば、自己ベストの状態で受験できるよ。」と指導しています。


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