本文にしるしをつける
たとえば、抜き出し問題の答えが「公園で採ってきたセミ」だとしましょう。これを「公園でとってきたせみ」とすると「採って」と「とって」、「セミ」と「せみ」が違いますので減点または×にされます。
問題文の中から、その部分をみつけ、解答用紙に書き写すとき、「どんな漢字だったかな?それともひらがなだったかな?」と思ったとき、本文を見直します。
そのとき、パッと見つからなかったら、「まあいいや」となってこのミスが生じます。
したがって、「どうだったかな」と思ったときに「パッと見つかる」ようにしなければなりません。答えが見つかったら本文中にしるしをつけるようにしましょう。
そして、もう一工夫。
印をつけた行の上の余白に問題番号を書いておけば完璧です。
次から、子どもがこのようなミスをした時、本文中の答えをみつけた場所に記(破線や「」)がつけられているかどうか確認してみてください。
国語は本文の中に答えがある科目です。
間違えたときの見直しでは、答えの場所があっていたか間違っていたかを確認するのが最も大切な作業です。
高学年になっても解答の場所に「」がつけられていないということは、おそらくその見直しがなされていないと思われます。
「」をつける習慣は、ケアレスミスをなくすというより、もっとも根本的に国語の成績アップに役立ちます。
進学教室浜学園 低学年プロジェクト