新井翔太さん
私は5年から通い始めました。仲の良かった友だちの兄姉が浜学園に通っていて、二人とも最難関中学に進学され、その友だちが浜学園に通うことになって、私も入塾しました。

新井景介さん
私は小学4年からです。兄が通っていたことが入塾の一番の理由でしたが、両親の画策もあったと思います。他塾に見学に行った帰りに「お小遣いあげるから浜学園にする？」と言われ、「うん！」と二つ返事をしてしまいました（笑）。

翔太さん
当時は、復習テストに対して成績上位の「ベスト」と成績下位の「ワースト」をつける制度があり、テストの上位者は黒板に名前が書かれました。私にはそれが合っていたようで、ベストに入るためのモチベーションになっていました。宿題はたくさんあって大変でしたが、仲間がにぎやかに教室に集まり、集中力を高めて授業に臨む雰囲気が好きでした。

景介さん
私の記憶にあるのは、とにかく先生方の個性が強烈だったことです。個性豊かな先生のおかげで、授業がとても面白かった思い出があります。

翔太さん
算数の最高レベル特訓では、例えを挙げながらわかりやすい授業を展開してくださいました。基礎力をしっかりマスターできたので、その授業を受けていなければおそらく甲陽学院には合格できていなかったと思います。その先生も甲陽学院出身で、授業の合間にお話いただいたエピソードも思い出深いです。

翔太さん
あえて家のリビングで勉強するようにしていました。生活音が適度に聞こえ、親の目があるほうが集中力を高められました。また、その頃から「タスク・タイムマネジメント」をしていて、1週間で自分がすべきことを書き出し、「今日はこれを30分でする」と決めて、ストップウォッチで計りながら取り組んでいました。

景介さん
私は浜学園では集中して勉強していましたが、家ではほとんど勉強しないタイプでした。それが甲陽学院に合格できた兄との差になったと思っています（笑）。それでも小6になるとスイッチが入り、最終的にVクラスまで行きました。浜学園の勉強は、授業を受けること自体が復習になる反復重視のスパイラル方式。それを小4から続けていたからこそ小6で力を伸ばせたと思います。

翔太さん
小学生の時に「ハードな勉強をこなせた」という成功体験を得られたのは大きかったと思います。勉強し続けることで知的体力がつき、高3の大学受験時でも「小6の中学受験時はもっと勉強していた」と思えたほどです。浜学園時代に培った継続する力、やり切る力は、現在の仕事上でも生きています。

景介さん
中学受験で失敗したものの中学では全く家で勉強しませんでした。それでも早稲田大学に入学できたのは浜学園での勉強の貯金のおかげです。社会人になると、大人でも算数レベルの計算で困る人、読み書きで簡単な間違いをする人は多いと感じます。そういう場面に出会うと、小学校時代は多少の強制力がある中で勉強することが必要だと思います。

翔太さん
浜学園での勉強を乗り越えて合格すれば、成功体験を得られます。ただ、それで終わりではなく先には長い人生が待っています。人生の歩みを進める上で、小学校時代に勉強したことは、受験の合否にかかわらず努力した事実があれば確かな自信につながり、自分を成長させてくれる糧になります。ですから、まずは「自分には努力できる力がある」と信じて日々の勉強を頑張ってください。

景介さん
第一志望に受からなかった私だから送れるメッセージは、どんな状況になっても、そのたびに次の希望をもって頑張れば、人生は悪い方向に行かないということです。だから、絶対に自己否定に走らないでほしい。頑張ったことは将来必ず財産になりますし、自分次第で人生はどうにでもできます。勉強がすべてではないし、中学受験後もいろいろな選択肢がありますから、人の意見も聞きながら自分の可能性を広げてほしいと思います。