【中学受験】佐藤ママが語る!人生を左右する中学受験算数!
中学受験の算数は特殊なので、その後の高校、大学受験などで役に立たないという話も聞きます。佐藤ママはどのようにお考えですか?(小1・年少の母)
中学受験の算数と大学受験の数学は全くの別物
いろいろな意見があると思いますが、私の感覚としては、中学受験の算数は「頭を作る」と思いました。ただし、中学受験の算数は、大学受験の数学とは全く違います。うちの子どもたちは、大学受験の数学は努力で何とかなると言っています。算数が苦手で中学受験がうまくいかなかった子でも、中1から数学をちゃんとやればできるようになるのです。一方、中学受験の算数は、基本的には基礎学力をもとにしていますが、そこに勘がないとだめなんです。ひらめきが大事なんですね。そこが大きく違うと感じました。もっと読む
中学受験の算数はひらめきが大事
中学受験の時に、塾(浜学園)で難しい問題をいろいろ解いているのを見て、ひらめきの重要性を感じました。こちら側から見ていたけれど、ある時向こうから見たら、違ったものに見えたりしますよね。ひらめきが必要なのは、視点を変えるだけで違う図形が見えてきたりして、それが解答の糸口になるからです。普通の図形ではない問題でも、見方を変えるだけですごく違うものに見えたりして、解けるのです。あの視点の変え方は、大事だと思いました。
人生を生きていくうえでも大切なことが得られる
これは、算数や数学に限らず、人生を生きていくうえでも大切ですよね。例えば、こう考えて悩んでいるけれど、ふと別の方向から考えたら、「いや、違うよね」ということもあります。だから、私は中学受験の算数をしていると、生きていくうえで、気持ちの切り替えや視点の切り替えがわりと気楽にできるような子どもに育つのではないかと思っています。そういう点でも、私は中学受験の算数を勉強させてすごくよかったと思うのです。
役に立つか立たないかという視点から、子どもを育てない
受験は役に立つとか立たないとか言いますが、「役に立つって何?」という話でしょ。役に立つかどうかというのは、長い間生きてみないとわかりません。「昔やった算数が、何十年たって役に立ったな」ということもあるので、役に立つか立たないかという視点から、子どもは育てない方がよいですよ。
中学受験の算数の勉強は能力を最大限に伸ばす
算数が役に立つか立たないかはわかりませんが、子どもたちを見ていると、ちゃんと勉強させて良かったと思います。子どもたちは「これって、こんな整理の仕方ができるんだ」とか言って、パパパっと整理して快刀乱麻のように解きます。これはこういう糸口で解くということを、塾(浜学園)の先生に習って何度もしているのです。だからこそ、その糸口の付け方とか、余分なものを省いて必要なものだけを出して、それを解答にもっていくまでに整理整頓して、それを数字で出してその数字を正しく計算して、答えを出すということができるのです。これを子どもの時にするってすごいなと思いました。そういう意味でも、中学受験の算数の勉強は絶対大事です。POINT
- 中学受験の算数と大学受験の数学は別物
- 中学受験の算数を勉強することで能力は最大限に伸びる
- 算数の勉強で、人生において大切なことも得られる
この「佐藤ママが語る!」では、灘中へ3人合格、お嬢様は洛南中に合格され、そして東大理Ⅲへ全員進学された佐藤ママこと佐藤亮子(浜学園アドバイザー)さんのノウハウを紹介していきます。
※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://youtu.be/9kgWyJ9u2oI)を参考にまとめています。
進学教室浜学園