新型コロナウイルス対策・子どものための「うがいの新常識」！
新型コロナウイルスが心配だという受験生のご家庭多いと思うんですよね。
まず、知っていただきたいのは新型コロナウイルスはお子さんの場合感染率が低いし、仮に感染しても症状が重くなりにくいということは分かっているんです。
一番受験生のご家庭で親御さんに気をつけていただきたいのは、外から家庭の中にウイルスを持ち込まないということなんです。
ぜひ、家に帰ったら玄関に近いところで着替えるということをしていただきたい。
それから、もちろん手洗いはすごく大事ですよね。
さらに外から帰ってきて手洗いをするまでに触ったドアノブなどはウイルスがくっ付いている可能性がありますので、アルコールで消毒をしていただきたいんです。手にウイルスがくっ付いて、それで目をかいたり鼻の下をこすったり、そんなことで感染することが圧倒的に多いんですね。学校でも塾でも休み時間になったら、必ず手洗いをするということを心がけて頂きたいんですね。
マスクはしないよりはした方がいいです。マスクは感染している人が他人に移さない力、これはすごく強いんですけど、健康の人が感染を予防する力は極めて限定的なので一番やってはならないのは、私はマスクを付けているから大丈夫だ、と安心しきって手洗いが疎かになるということなんです。
それからうがいも重要です。喉にウイルスがくっついた状態、そこから感染していくということが多いんです。うがいで感染を予防するにはちょっとしたコツがあるんです。
ぜひ、普段は水道水でうがいをしてください。うがい薬でやった方が良いんじゃないの、て思う方多いと思うんです実際、比較した研究があるんですが、なんと水道水の方が感染率が低いというデータが出てるんです。どうしてかというと、うがい薬だと殺菌力が強すぎて、喉で感染を防いでくれている常在菌という良い菌まで殺してしまう。水道水の場合は残留塩素が適度な殺菌力を持っていて、常在菌は死なない、だけど病原菌やウイルスは死んじゃう。このちょうどいいあんばいの殺菌力を持っているので、普段は水道水でうがいをするのが良いのです。
※本記事は「勝負メシ」に掲載の吉田たかよし先生動画より抜粋。
https://youtu.be/eLDMoqIcZYE≪吉田たかよしprofile≫ 京都市出身。医学博士（東京大学大学院修了）。
受験を専門に扱う心療内科クリニック「本郷赤門前クリニック」院長。
学習カウンセリングのスペシャリストであり、
自身も灘中学受験を経て東京大学に合格した受験のスペシャリスト。
進学教室浜学園
