「私立中学校～ここが自慢！」⑫箕面自由学園中学校

科学の面白さが分かる、「サイエンスフェスタ」

本校では年2回の「サイエンスフェスタ」を開催しています。これは、地域の小学生を招き、いろいろな実験を通して科学の面白さを実感してもらうことを主目的としたイベントです。毎回300組以上の参加があり、小学生ならびに保護者の皆様からとても楽しかったと喜んでいただいています。参加いただいた方に本校のことをより深く知っていただくこともまた大切な目的ですが、同時に生徒にとっては普段の学び・活動のアウトプットの場でもあります。

今回の学校自慢では、このイベントで発揮される生徒たちの自主性・表現力を一番自慢できるポイントとしてご紹介します。

サイエンスフェスタは中学生が中心となり準備も当日の進行もすべて行います。毎回保護者の皆様から生徒の堂々としたプレゼン・発表ぶりにお褒めの言葉をいただきます。

どうして、中学生がこのように立派なプレゼンができるのか？

元をたどれば本校の仕組みに関連する２つの理由があります。

一つ目は、授業の進度。中高一貫校は速いスピードで授業を行い、中学範囲を早く終わらせる、いわゆる「速習」をする学校が多いのですが、本校の進度は公立中学校とさほど変わりません。土曜日も授業があり授業時間数も多い本校はこのゆとりの時間をつかって学びを深堀していくのです。興味関心のあることを一人ひとりが深めていくことで、自分でじっくり考える習慣がつき、プレゼンの質を高め自信を持って発表することができます。

二つ目は、１学年２クラスの少人数体制。さまざまな学校行事やイベントでは生徒が主体となって、必ず全員が自分の役割を果たすことが求められます。自分くらい何もしなくてもいいのでは・・という生徒はおらず「自分は何ができるか」という能動的な姿勢が自ずと身につき、学校全体の意識がチャレンジ！という方向に向いているのです。

このようにサイエンスフェスタには本校の生徒一人ひとりの高い自主性・表現力が集約されているのです。