「メディアセンター」～ＩＣＴと図書館が美しく融合したメディアの森

本校では、新たな学びを推進する施設として、2021年春にメディアセンターが誕生します。メディアセンターの特徴は、図書館とICT教育の融合です。同じフロア内に、約7万冊の蔵書を誇る図書館と、ノートパソコンやタブレットなどのICT機器を活用した学習を行うラーニングコモンズが配置されています。



図書館は、読書だけの場所ではなく、研究・発表・交流などさまざまな場面での使用を想定して作られています。もちろん、個人で静かに読書や勉強に取り組む自習スペースも確保しています。そういった静的空間とも言える自習スペースに対して、ラーニングコモンズは動的な空間です。グループ学習の場として、ICT機器を活用しながら、発表や意見交換などを行うことができます。図書館とラーニングコモンズの併設によって、情報を入手する静的な学習と、それをまとめて発表する動的な学習を自然な流れで繰り返し、深い学びへと導きます。



また、メディアセンターは、校内の各施設をつなぐ形で中庭に位置し、生徒たちが休み時間や登下校時に気軽に立ち寄れる、集いの場としての機能も持っています。子どもの読書離れに警鐘が鳴らされる一方で、新しい時代に必要な力としてICTの活用能力が求められる現代において、メディアセンターは、図書館の存在を身近にし、ICT教育とつなげていく重要な役割を果たします。それを通して他者の意見や立場を尊重し、他者に配慮しながら自分の意見を的確に伝えることのできる人材を育成します。

メディアセンターのコンセプトは「香里の森」です。人、もの、本、情報などが飛び交う「森」のような空間であり、また、樹木を囲むガラス張りの設計によって、まるで「森」にいるかのように自然を身近に感じることのできる空間です。図書館とICT教育と自然とが結びついた新しい学びの場として、本校ではメディアセンターを活用していきます。

進学教室浜学園