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東大生が教える家庭学習のポイント② 余暇・自己研鑽編

「東大生が教える家庭学習のポイント①」では、学校・塾の課題や受験勉強のお話を中心にご紹介しました。休校や外出自粛が続く中、通学・通塾時間がなくなった分時間をもてあました子どもがダラダラしてしまうというお悩みも聞かれます。こういった場合、東大生はどのように空き時間を活用しているのでしょうか。
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授業以外の空いた時間はどのように過ごしていますか?
Kさん:知り合いの先輩がこの機会に読むべき本を大量に貸してくださったので、外出の出来ない今はそれを読んだりしています。オンラインで読書会を知人5人くらいでやっています。各自課題図書を読んで、誰かがレジュメを作り、皆で考察をしたりディスカッションをしたり、それがすごく楽しいです。授業だけではなかなかできない学びがあるので、読書好きな仲間でチャレンジしてみてほしいです。

Fさん:読書についていうと、僕は経済学部志望なのですが、両親の仕事の関係上家には経済学の本がたくさんあるため、それを勧めてもらって読んだりしています。最近は親に夜 30分くらい経済の初歩的なところを講義してもらっています。質問もしやすく、普段の講 義同様に有意義な時間を過ごせています。この機会に親の職業や仕事の話をじっくり聞いてみると、社会のことを知れたり、意外なことに関心を持つきっかけになったりするかもしれません。

Yさん:僕は大学で課題のとても多い授業を取ってしまって課題に追われていましたが、最近は少し時間に余裕が出来たのでその授業の内容にもう一度ちゃんと触れてみようと思い、復習の時間に充てることにしています。

小・中・高校時代のテレビ・スマホ・ゲームとの付き合い方
Kさん:ゲームはしませんでしたが、中学の頃、周囲と話題を共有するためにドラマを観たりするようになりました。ダラダラと観続けるのはよくないので、ドラマは録画してCMを飛ばして観ていました。リアルタイムでCMを挟みながら見るより時間短縮になって効率的だと思います。

Yさん:家にゲームはあり、ルールは細かくはなかったです。個人的には「勉強すると決めた時間」以外は誘惑に負けてもいいのではないかと思います。漫画やテレビ、ゲームから知的好奇心を刺激されることもあったし、他のことに気を取られて集中できてない時間が過ぎていくよりも、飽きるほどやった上で勉強をする方が、遥かに効率的だし定着すると思います。ただし、中毒化するといけないので、親が他にも興味を持つようにさりげなく誘導する必要はあるかもしれません。また、それらの誘惑に対して親が制限を厳しくし過ぎると、子供側はそれらを補う方法を探すことに多くの時間を割いてしまうので、理想は、健康や生活習慣に害が出ない範囲では時間管理を子供に一任しつつ、夜間には絶対に親の手元にあるように管理下に置いている状態だと思います。

Kさん:今はスマホは多少使います。特に最近は友達とも会えないので、授業が終わってちょっと時間がある時などは友達と勉強通話をしています。分からないところはお互いに確認をし合えて効率がいいです。

Fさん:僕の場合はメリハリをつけるのが苦手だったので、小5までは携帯ゲーム機を使っていましたが、小6の時は思い切ってそれらを封印しました。はじめは嫌でしたが、2〜3週間で徐々に慣れてきてあまり苦痛を感じなくなりました。また本を読むことと歴史がとても好きだったので、勉強する気が起きない時は本を読んだり、歴史の資料集を読んだりして時間を過ごしていました。現在、コロナ禍で友達と直接会えない中で友達とのやりとりがまったくできないのは辛いと思います。ご家庭の方針にもよりますが、小学生であれば例えば他の友達と「通話やチャットをするのは何時から何時まで」と決めてそれ以外の時間は勉強するなどの工夫をすれば、 その時間が勉強へのモチベーションになるのではないでしょうか。

親はどのように関与していましたか?
Yさん:中学受験時は教材整理をしてもらえたことがすごく助かりました。自分では出来なかったし、勉強したい時にできないという状況にならなかったのはありがたかったです。 大学受験時は費用だけ出して、他は基本的に放っておいてくれました。 食事を作ることのような、日々当たり前のようにやってくれていることにも感謝しています。それら無しには、中学・大学ともに、受験生活は絶対に成り立たなかったと思っています。

Fさん:中学受験時は教材の管理からスケジューリングまで親に頼りきりでした。中学受験 がうまくいったのは間違いなく親のサポートがあってこそです。 大学受験時は逆に僕が親の勉強への介入を拒否していたので、衝突することもありましたが、生活面で献身的にサポートしてくれたことは本当に感謝しています。 ただ、試験などの結果で親が必要以上に一喜一憂されると精神的にしんどいこともあったので、そこはドンと構えていてほしいですね(笑)。

Kさん:基本的に、勉強そのものに関しては自分に任せてくれました。受験先を選ぶのは自 分ですが、親が情報を集めてくれたことはとても助かりました。特に私の場合、周りに東大 受験生はあまりいなかったので、塾や教材について調べてくれたことで効率の良い勉強ができたと思っています。他にも、夜遅い時に塾の送り迎えをしてくれたことも助かりました。 勉強できる環境、受験できる環境は当たり前ではないので、その点に関して両親には心から感謝しています。

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