お子様の将来を考える保護者様へ

浜学園教育情報Tips

トップ > 2020年度近畿中学入試について(その2)今年の人気校とその要因や魅力①

2020年度近畿中学入試について(その2)今年の人気校とその要因や魅力①

金蘭千里中学校 ~「まじめを超えろ」のスローガンを実現して魅力アップ
 同校は、北摂の名門共学校。一流ビジネス雑誌などでも「お得感のある中高一貫校」としてたびたび取り上げられ、毎朝実施される伝統の「20分テスト」は名物だ。
 しかし、同時に「厳しい学校」、「クラブ活動の盛んでない学校」という楽しくないイメージが先行して、人気にやや翳りが生じてもいた。

 そこで近年は、「まじめを超えろ」のスローガンをモットーに、進学実績を落とさず、学校生活も楽しい学校として生まれ変わるべく改革を実行し、新学力観に基づく探究型の学習も徹底導入した。同校はもともと「医学科に強い」学校としても知られているが、最近は、京都大学の特色入試、大阪大学の世界適塾入試、神戸大学の「志」特別入試など国公立大の「新傾向入試」においても合格実績を出している。
 そして、今年の入試はそんな改革の評価が問われる場となった。
見た目の受験者数は増えていないのだが、受験者の学力レベルがより高くなり、男子と女子の学力バランスも良くなった。英語を選択する入試でも算数や国語の実力は低くなかった。
他校にさきがけて大胆に導入した「新傾向問題」も合否判定の手段として問題なく機能していた。
 2019年度より生徒全員にタブレットを持たせている。多種多様な利用の実践を通じて、中身のともなったICT教育に努めてきたが、図らずもこのたびのコロナウィルス騒動で、その取り組みの成果が生かされることになった。
 他校と同様に学校は閉まっているのだが、生徒は休んでいない。自宅でタブレットを使用して、朝礼から終礼まで、まったく平常と同じ時間割で、担当教諭の遠隔指導によって授業を受けている。
 無論これは、タブレットという「道具」だけでなく、教師の熱意と結束がなければ到底実現できない。それを積極的にできる雰囲気が今の金蘭千里にはある。
浜学園教育情報Tips

最新の投稿5件

タグクラウド

アクセスランキング

私立中学ここが自慢! 読めばわかる!日本地理 受験の勝負メシ by有名中学 特設学校紹介
ページのトップへ戻る