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2020年度近畿中学入試について(その1)今年の中学受験全般について

相変わらずの人気を維持した最難関中
最難関中学校の人気については各校とも相変わらず高かった。例えば、灘中は昨年より54名増えて、過去最高の受験者数(762名)となりより狭き門となった。平均すると男子校、女子校、共学校のいずれも難度が昨年度とほぼ同じか若干易し目の入試問題であったが、合格への道は例年どおり厳しかった。
四天王寺中は3年連続で受験者増となっている。一時は落ち込みが懸念されたが、再び安定した感がある。
難関中は伝統校に強み
それに次ぐレベルのいわゆる難関中については、全体に昨年度より伸びた学校は多くないものの、男子の清風中や明星中、女子の大谷中など伝統校は手堅く、募集は堅調である。また近年共学化して、設備も一新し、医学系を志望する受験生にも人気の高槻中は大変勢いがある。
一方、関西学院中が今年からB日程を追加したことで、難関校にもかなりの影響が及ぶことが予想され早くから注目されていたが、地域柄、阪神間から距離の離れた学校にはあまり影響が及んでいなかった。
最大の特徴は大学附属系の人気
今年の中学入試で一番強い印象を残したのは、大学附属校・系属校の人気がますます上昇したこと。関関同立の附属校とその継続校、連携校はほぼ軒並みに堅調だったが、今年は特に立命館関連が強かった。関関同立系ではないが、大学附属のメリットが生きたのではと思われる学校は、近畿大学附属中、常翔学園中、常翔啓光学園中など。
また、甲南中は倍率が増していないものの、合格者の歩留まりが良く、高めのラインで線引きができ、入学者のレベルが上がった。
やはり、昨年業者による英語テストの利用見送りや、入試における記述問題の導入が延期されるなど、教育行政が大きく迷走したことが影響して、大学入試改革の行く先が見えないことからくる不安が主要因となり、安全志向に走る受験生・保護者が増えている。この傾向は、まだしばらく続く可能性がある。
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