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何が問われる?東大推薦入試 ② 入試でも役立った課外活動「模擬国連」で得た経験

様々なことにチャレンジし、好きなことをとことん掘り下げてきた東京大学法学部推薦合格者の方が、最も力を注いできた活動が「模擬国連」です。中3で同好会を立ち上げ、全国大会にも出場しました。模擬国連とは、参加者が各々一国の大使に扮して、国連をはじめとする国際会議をシミュレート(模擬)する活動です。模擬国連で得られた経験により様々な面で成長し、進路選択にも大きく影響を受けたそうです。
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模擬国連の感想は?
他の国と交渉をする時間が心の底から楽しく大好きです。交渉では、各国の大使がいくつかのグループに分かれて話し合いをします。グループの合体や分裂を経てひとつの文書を作り上げ、決議案として採択します。模擬国連に取り組む理由は人それぞれです。私は将来国際的な活動をする時に、俯瞰的な視点をもって活動できる人になりたいと思い、興味をもちました。参加する高校生たちは皆、各々の目的のために、本気で会議に臨んでいます。なので、みんな大きな声で他国に呼びかけたりして、会場は熱気に満ち溢れています。優秀な学生達が入念に事前準備をして本番に臨むので、まるで本物の国連会議のような迫力です。
模擬国連を通して同じ高校生なのにすごく先をいっている人、自分と同じようなこと志をもっている人に会えました。優秀な人たちと出会えたことでとても刺激を受けて、自分の視野も広がりその後のいろいろな活動に繋がりました。ただ、私が模擬国連を一から始めた時にとても苦労したように、関西では初心者は始めにくいという現状がありました。それを変えるために、関西で生徒主催の会議を開催するなど、模擬国連の普及につとめました。とても良い活動なので、多くの人に経験してほしいと思っています。

参加したことで得られたものは?
有利な交渉を行うための戦略的な喋り方、人とのコミュニケーションの取り方、話し合いの場での発言力や影響力の発揮の仕方を学べました。社交性やコミュニケーション能力は模擬国連を始めてから伸びたところです。昔は人見知りで、初対面の人と距離を縮めるのが苦手でしたが模擬国連で外の世界と繋がったことでそれが変わりました。私達は新設の同好会だったので練習会議に呼んでもらうために外部の人と関係を構築しないといけなかったり、会議において影響力を発揮するためにフレンドリーな人柄になったり、いろいろな努力をしました。模擬国連で功績を残したいと思うと強制力が働いたので頑張れました。
進路選択にどのような影響を与えてくれましたか?


模擬国連で出会った先輩で、とても尊敬できる方々が特に多かったのが東京大学でした。関西よりも関東の方が会議の機会が多く、いろいろな人材が東京には揃っていることもあり、高2くらいから東京大学を意識するようになりました。
将来の夢は、国際移住機関で働くことです。母国語が日本語でない子供達に勉強を教えるというボランティアをしていたのですが、その後、模擬国連で扱った議題で「移民問題」が世界的に大きな問題でいろいろな方々が犠牲になり苦しんでいることを知りました。日本に住んでいる私たちにとってはあまり馴染みのない問題ですが、移民の方々が差別や人身売買などで人権を侵害されているという現実が世界にはあります。そのような被害にあわれている方々を守れるような国際的な法的枠組みを作れることが最終的な目標です。



模擬国連の同好会やサークルは全国にあり、授業に取り入れている学校もあります。全国大会や国際大会も開催されています。 大会の見学ができる場合もあります。国際関係に関心があったり、ディスカッションが好きだったりするお子様には、模擬国連のことを教えてあげるとよいかもしれません。
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