実力テストに踊らされない! 復習の徹底で基礎づくりを
いまは受験準備の段階ですから、できるだけストレスを感じさせないようにするのも大切なことです。
この段階の学年では実力テストや模試などの範囲のないテストの点数はあまり気にしないでください。 6年生になればためていった知識や解法パターンをいつでもどこでも出せるようにする練習が必要になり、それに有効なのは範囲のない入試形式のテストです。
しかし入試形式のテストは気持ちが焦ってしまい、実力通りの結果を出すには時間がかかります。
この結果に一喜一憂してしまうと本人はストレスがたまり勉強が嫌いになる危険があります。
したがって6年生になるまでは徹底的に復習に力を入れ、学校や塾の復習テストでしっかり点数をとることに焦点を絞りましょう。
自分で勉強した知識は絶対に残り、6年生になってからの受験勉強の基礎になってくれます。
また、復習テストの成績が良くないときもなるべく前向きに捉え、後悔するのではなく、改善材料とし、勉強の起爆剤にしてしまいましょう。
テストに慣れ、復習のサイクルを身につける
復習テストの点数が安定してきたら、それは試験を受けるときに気持ちが安定しているということです。いかに早く自分がほっとした状態で頭の中で考えるという練習が上手になっているんです。「自分でできた」この感覚がいい点数を取らせ、また次のモチベーションにつながります。
そして、「復習テストの復習」を疎かにしないこと。もちろん復習するためには授業をしっかり受けることが必要不可欠です。
「授業を集中して聞く→家庭でしっかり復習する→復習テストに精一杯取り組む→テストの復習をする」 この流れをしっかりおさえることがこの時期に学力を上げる一番の方法です。
受験学年でいいスタートを切るために、焦ることなく今すべきことを丁寧にして、実力をつけていきましょう。
「ベテラン講師による講演会シリーズ」進学教室浜学園