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低学年からむずかしい実力テストを受けるべき理由〜国語編〜

中学受験をするのかしないのか、迷われている方も多い低学年期。
このころから難しめの実力テストを受けておいたほうがよい理由とは……?
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高学年になったからといってすぐにむずかしい問題のテストを受けるのは子どもにとってはハードルが高いものです。特に長文読解の問題は、まず長文を読み、問題を読み、指定された傍線部などを探して、その答えの部分を探して…ということに慣れていないと、処理時間が追いつかないことになってしまいます。
そうならないためには、心の準備として、そういったテストを受けて少しずつ長い文章に慣れていくのが得策でしょう。そのためにかける時間はより長いほうがいいですね。

低学年だと物語文は割と読める子が多いですが、硬い文章は読む機会があまりないので、いろんな文章に触れるきっかけにもなります。

テストを受ける頻度は?
テストを受けるペースは、テスト直しをじっくりしっかりすることも考えて、月1度程度が理想的でしょう。
季節講習に行かせようか、といった長期休みの過ごし方を決める前に受けたり、新学期前に受けてみるのがオススメです。
タイミングとしては、体力的に負担にならないよう、運動会など大きなイベントが終わった後、少しゆったりした気持ちで受けられる時が狙い目です。

子どもに何と言って受けさせよう?
低学年だと目的意識をもって自主的にテストを受けたがる子はそういないでしょう。
もし学校のテストがよければ、「もっとやってみる?」と聞いてみたり、できていなければ、「ここが苦手だからだね、今のうちから練習しようか」という風に前向きに取り組めるようにしてあげましょう。
「新しいことをお母さんと一緒にやってみようか」というのも低学年の子どもにはすんなり入ることが多いです。

むずかしいテストを受けた後
いろいろな実力テストが行われています。教科書に準拠したようなテストは、子どももとっかかりやすく感じることでしょう。学校とおなじレベルの似た問題形式で、高得点を取りやすいテストとも言えます。
その点、高難度のテストは低学年でも情報量が多く、見た目からして違います。受けた後は第一声が、むずかしかった!という子が多いでしょう。

◇低学年は保護者の声かけ次第
まず、むずかしい問題だったことを正直に伝え、「よくがんばったね」とねぎらってあげましょう。

成績が返ってきたら、たとえ点数がよくなくても怒ったりがっかりしたところは見せないように一呼吸おきましょう。高学年になると深刻さを伝えることも必要ですが、低学年にはできたところをたくさんほめてあげることが大切です。

そして、子どもはむずかしかった~で終わりに思ってしまいがちですが、親は受けたことを無駄にしないよう、苦手分野を見つけたり、ここはできているなというポイントを把握しておきましょう。定期的に受けることで、得意不得意がわかりやすく見えてくるので、対策しやすくなります。

テスト直し
実力テストは分析表の形で成績が返ってきます。それを利用して、多くの人が合っているのにできていなかったところは必ずやりなおしましょう。そういった問題は簡単な問題であることが多いのでそういう基礎を理解しておくと、たとえば受験をめざして塾に入ることになっても、先に始めている子と差がつきにくくなります。逆に基礎ができていないと子どもの負担になってしまいますので、全部できなくてもポイントを絞ったやり直しをしましょう。

さて、子どもの答案を見たら問題用紙が真っ白のまま(書き込みなし)、答案用紙は空欄だらけ…テスト慣れしていない子どもにはよくあることです。ではどのように今後につなげていったらよいのでしょうか。

◇受けた後だから響く、解き方のコツを教える
・すぐわかる問題から解けばよい
まずテストでは、順番通りに解かなくてもよいことを教えてあげましょう。むずかしい問題をずっと考えてそれ以降が白紙、というよりわかるところから手をつけることで得点にもつながりますし、子ども自身も心に落ち着きが生まれます。

・本文に線を引きながら読む
1年生後半くらいからは、説明文ならばつなぎことば(接続語)、「わたしは~思います」、といった書いている人(筆者)の意見、などに線を引くことを教えてあげましょう。文意を読み取りやすくなります。

・問題文にも印をつける
「どうして」と聞かれているのか、あてはまら「ない」ものを選ぶのか、どんな「気持ち」なのかを聞かれているのか、答え方を間違わないように線を引いたり丸で囲う習慣をつけてあげましょう。

・答えの根拠に印をつける
なぜその答えを選んだか、印をつけて考えるよう教えてあげましょう。
選択肢で違うものには×をつけ、その中でもココが違う!というところにも印をつけると頭の中が整理しやすくなります。

・テスト中の見直しについて
テスト中に見直しをする癖をつけてあげると、高学年になったとき、難問に粘り強く取り組めるようになります。あとで見直そうと思った問題は△印をつける、自信がないところは番号に斜線をいれるといったルールを一緒に決めてもいいですね。

◇過去のテストの活用方法
毎月実力テストを受けることにして4ヶ月経ったけれど、成績は微増しているかな?ぐらい…そんなときに最初に受けたテストを解き直しさせてみると、前より解けていることがわかります。前よりポイントを押さえた答えがかけるようになっている、などと成長を測ることができるのです。子どもも自分で実感することができるので、一回やったら終わりにせず、活用するとよいでしょう。

試験当日の声かけ
最後に、初めて学校外のテストを受ける子や、初めて難易度の高いテストに挑戦する子が、落ち着いてテストを受けられるようにテスト前の声かけをまとめておきます。
安心して受けられるようしっかり約束ごとを伝えて送り出してあげてくださいね。

◇試験場で
・トイレや忘れ物などで困ったときは試験監督に相談する。
・他の人の迷惑にならないように静かに受ける。

◇答案用紙の書き方
・答案用紙に書く。(問題文の中に直接書き入れるタイプの問題にしか触れたことがない子がいます。)
・濃い、きれいな字(読める字)で書く。
・枠内に字をおさめる。
・消して書き直すときはきれいに消すこと。

◇解き方
・空欄にしない
「自分の思う答えを書いてきてね、自信がなくても答えのらんを埋めてきてね」と伝えてあげましょう。

以上、国語編でした。いかがでしたでしょうか。算数編もお楽しみに!

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