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常翔学園中学校

進学教室浜学園が独自の切り口で中学校を取材し、その魅力をお伝えしていきます。

実社会で活躍できる人材を育成するためのキャリア教育プログラムを誇る常翔学園中学校にお伺いし、教育理念や学習プログラムなどについて詳しく教えていただきました。
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お話しいただいた入試部長 根来先生と浜学園経営企画室渉外担当 山田

学校法人常翔学園について

―大きなスケールの学校法人でいらっしゃいますが、設置学校について教えてください。
学校法人常翔学園と申しまして、設置学校は大学が3つ(大阪工業大学・摂南大学・広島国際大学)、中学・高校が本校含めて2つあり、非常に大きな学園組織の中で、約23,000人が学んでいます。
このスケールメリットを活かし、中学校のキャリア教育の中に中大連携のプログラムを取り入れることが可能となっています。隣にキャンパスがある大阪工業大学や、薬学や看護学部のある摂南大学へ出向き、中学1年生からキャリア体験をすることができます。また広島国際大学から教師を招き、学内で大学体験をすることもあります。

教育の理念

―御校の教育理念についてお聞かせください。
本校は4年制大学進学を目指す学校ですが、「職業観」という言葉が入った珍しい教育理念を持っています。

「自主・自立」の精神と幅広い「職業観」を養い、目的意識を持った進学の実現により、将来、実社会で活躍できる人材を育成する。

6年間の中でいわゆるキャリアプログラム、様々な職業観を養うプログラムがぎっちり詰まっています。かなりしっかり勉強する学校なのですが、そういう学校でありながらこれだけのプログラムがそろっているというのも本校ならではと自負しています。
大学進学が目標ではなく、もっと大事なのは大学入学してから、さらにもっと大事なのは大学を卒業してから。そこでしっかり活躍できる人間になってもらいたい、という想いをこめた理念になっています。

6年間で様々なプログラムを経験し、自分は将来こういう分野で活躍したい、あるいはこういう企業につとめたい、こういう人間になりたい、だからこの大学のこの学部へという明確な進路目標を持ち、進路を決定できるようなプロセスを歩んでほしいと思っています。
具体的には、中学1年生から行うキャリアプログラム、常翔キャリアアップチャレンジという授業の名前で幅広くいろいろな取り組みをさせていただいています。
学内のあちこちにある「フーコーの振り子」・「ニュートンのリンゴの木」など好奇心・探究心を刺激する仕掛け


JOSHO STYLEとは

―JOSHO STYLEという言葉で代表されている御校の特長についてご説明ください。
5つの特長ということでご説明しています。

1.常翔キャリアアップチャレンジ

21世紀型スキルが2020年問題の中で取り沙汰され、いろいろな取り組みを耳にするようになりましたが、本校は開校以来ずっと同じ形で理念に基づいたキャリア教育の取り組みを貫いてきています。授業のスタイルはアクティブラーニングで、生徒が能動的、積極的に取り組めるプログラムとなっています。これが本校の看板とも言える6年間のキャリアアップチャレンジという一つ目の特長です。

2.男女共学の2コース制一貫教育

生徒一人ひとりのレベルに合わせたコースとステップの中で希望の進路を実現します。

3.Study Style

様々な勉強のスタイルをひとまとめにしてこう呼んでいます。勉強面に関しましては時間・ボリュームともにしっかりしてもらいます。キャリア教育で人間力を高めるのは当然のこととし、学力も追い求めていく充実した学習プログラムが常翔Study Styleです。

例えば月水金の週3日間は全員が6時まで勉強します。全員残っての補習とご理解ください。自習ではなく教員ないしチューターがつきます。授業スタイルをとる時間もありますし、特定の教科を決めず、計算のタイムトライアルをしたり、模試の前なら対策講座を、といった風に、いろいろな形で有効的な時間をとる一歩踏みこんだ学習タイムが、とてもいい形で運営できていると思います。

4.保護者との連携~JPCシステム

創立7年になりますが、常翔学園に対する学習塾や保護者から特に評価していただいているのが、面倒見のよさです。具体的には、以下のような取り組みです。

■学級担任から保護者に対しての2,3週間に一度の電話での定期連絡
テストや宿題の状況、友達関係など日常的なことをすべてご報告するシステムが確立しています。中学生ともなれば、成長の過程の中で学校の話をしないこともままあるものですが、学校からすべてご報告し、保護者の方に大変喜ばれています。

■定期テスト後の三者懇談
定期テストが終わる度に、必ず三者懇談を行います。その他にも、メール連絡、合同保護者会など生徒の情報を共有する制度が整っています。生徒をしっかりと見守っているからそれだけのご報告ができる、とご理解いただけたらと思います。
毎年JPCの取り組みを含めて保護者満足度が約90%と、たくさん喜びの声をいただいており、非常にありがたいことです。

このように、学校のことを知りたい、という皆様がお持ちのご要望に対してしっかり対応できていると自信を持っています。中学生という一番多感な時期ですが、JPCを中心として、何かあってもすぐ連絡・対応をとれる体制をとっておりますので、日頃から有難いという言葉を多くいただいています。

5.中高レベルを超えた恵まれた学習環境施設

大阪旭区にあります。大阪市内でありながら、バスを使って「大阪駅から教室まで約25分」で来られます、ということをキャッチコピーとしています。
自転車通学の為に800台を超える駐輪場もあり、通学しやすいと喜んでいただいております。

大阪で一番背の高い12階建ての校舎です。約500名のキャパシティがあるレストランは、大学と一体経営のため、メニューも豊富で非常に喜ばれるエリアです。
図書館も充実しています。学園内大学の100万冊の蔵書から取り寄せることができます。レストランで食事後図書館で過ごす生徒が中学生に特に多いです。

また、淀川の河川敷に面した緑豊かな環境に広大な敷地を有しています。河川敷のグラウンド、体育館が2つ、50Mプール、人工芝のグラウンドを利用して、体育の授業やクラブ活動を行っています。非常に恵まれた教育環境だといえると思います。


充実したキャリアアップ教育

―5つの特長のうち、常翔キャリアアップチャレンジについて、生徒さんの反応や成果をお聞かせください。
「未来(社会)へつながる13歳からの学び」です。大学合格だけを目標にせず、社会に出てから活躍できる人材になってもらうべく、取り組みの後は必ずアウトプットとしてプレゼンテーションの機会を設け、発表力、ひいては人間力を高めるための学びをしていただきます。
特にPBL(課題解決型学習)に力を入れています。答えのない問い、問題に対してプロセスを大事にチームで作り上げ、最終的にアウトプットします。中学1年生から中大連携プログラムで、本物に、専門分野に触れて知的探究心や知的好奇心を思い切り育んでいただきます。

次に、探究プログラムといって、答えのないプログラムへの取り組みです。たとえば日本経済新聞「わたしの履歴書」コラムを教材にして、チームでロールモデルを選んで、その人生を一か月分読み込み、最終的にはその人物のドキュメンタリー作品をパワーポイントでプレゼンテーションするという学びがあります。人生をそのまま語るのではなく、その人物をとことんまで探求し、つきつめたときに見えてくるひとつのテーマを、作品づくりで描きます。 実績としましては、今年、プレゼンテーション全国大会(クエストカップ)人物ドキュメンタリー部門で全国大会へ出場し、グランプリに輝きました。本田宗一郎さんについて独自の切り口で描きあげた非常に感動的な作品でした。

その他、探求プログラムの中には、大阪市の旭区行政とタイアップして行う授業などもあります。またキャリアプログラムの中に高校レベルのサイエンス理科実験が多く含まれており、理科好きな生徒がとても多いです。

進路・合格実績

―今年卒業された一期生の方の進路の様子を教えてください。
今年一期生が卒業いたしました。国公立(14名合格)を含めて難関私大、あるいは学園内大学といった、幅広い進路選択ができるのは本校の大きな魅力のひとつだと思います。
中学校入学時点からの成績を見ると、卒業生の30%が偏差値が10pt以上上がっているという数字が出ており、多くの生徒が成績を伸ばしていることを実感しています。
二期生も一期生の姿を見て育っています。先輩を追い抜こう、がんばろうという意気込みでやっておりまして、二期生の大学進学に関しましても今から期待できる手ごたえがあり、楽しみにしています。

新たな取り組み

―これから先、始める予定の新しい取り組みなどがあればお願いします。
この4月からICT教育が本格的にスタートしました。各教科iPadを用いての授業をどんどん展開しています。生徒の食いつきもとてもいいです。ICT教育と言うのはいわゆる21世紀型スキルに盛り込まれているこれからの力ですし、我々はこの部分にも注力が必要だと思っています。

あと英語教育に関して、2018年度からはキャリア教育の中で、ネイティブによる英語コミュニケーションプログラム実施する予定です。グローバル社会にむけて、単なる英会話ではなくてキャリアプログラムの中のひとつとして取り組んでいきたいと思っています。
固まった段階でお伝えしていきますので、こういった本校の新たな展開に、ご期待いただければと思います。

常翔学園のシンボル拠点

―OIT梅田タワーについてお聞かせください。
大阪工業大学の新しい学部、ロボティクス&デザイン工学部ができました。場所が梅田の茶屋町にできた21階建てのOIT梅田タワーです。
1階から4階までは基本的に市民開放のスペース、中でも3階4階は常翔ホールという約600名を収容できる規模のホールです。今後中高でも教育活動に使っていきたいと思っています。8階フロアはロボティクスセンターといいまして、本校の生徒たちが中大連携の授業で訪れ、実際大学の方から学ぶ、という授業を秋に行う予定です。
21階の学生食堂でもあるレストランは一般利用も可能で、非常ににぎわっています。まさに学校法人常翔学園のシンボリックタワーが誕生したと言えます。

2018年度学校案内

―最後に学校案内を拝見させてください。
言葉に、写真に、こだわった手づくりの学校案内ができあがったところです。
元気いいんですよ、うちの生徒。ひたむきで元気な生徒が多いので、その姿を見てもらいたいということでこういう表紙にしました。

表紙をめくるとすぐ、常翔キャリアアップチャレンジについてのご案内です。本校はキャリア教育に関して大阪の中で先駆者的存在であり、常に一歩先を行っていると自負しておりますので、自信を持ってお勧めできるプログラムとして冒頭でご紹介しています。
このように、ひとつひとつ意味をこめて作り上げた本校の学校案内、是非手にとって見ていただけたらと思います。
―ありがとうございました。

取材日:2017年5月25日
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