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神戸国際中学校・高等学校

進学教室浜学園が独自の切り口で中学校を取材し、その魅力をお伝えしていきます。

神戸市須磨区高倉台の緑豊かなキャンパスにて、「一人ひとりを大切に」と少人数教育にこだわる、神戸国際中学校・高等学校を取材しました。
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お話しいただいた高野教頭と浜学園経営企画室渉外担当 山田
学校のモットーである「和を以って貴しと為す」の額を背景に。

緑あふれる理想のキャンパス

―豊かな緑に囲まれたとても気持ちがいい環境の中に、近代的な校舎がありますが、この建築について教えてください。
校舎自体は、開校翌年1992年に竣工し、今年で築25年です。デザイン的には、丸、四角、三角という基本的な形の組み合わせでできていて、それぞれの形のまま大きく育てるという本校の「個性を伸ばす」教育方針を象徴した建物となっています。
随所にこだわりがあり、たとえば中学棟のメモリアルホールは、法隆寺夢殿の八角堂を示す8本の柱や救世観音のオブジェが置かれ、建学の精神「和を以って貴しと為す」を象徴するスペースとなっています。
また場所により表情が異なり、厳かな空間、瀬戸内海を臨む校舎、その中の南向きの明るい教室など、三宮から30分という都市の中に生徒がのびのび暮らせる空間を作っています。


少人数制でのびのび学べる6年間

―御校の掲げる少人数制が生徒や保護者の方に与える影響とはどういったものでしょうか。
全校生徒が約200名、1クラス大体十数名の少人数制をとっています。生徒と教員の距離が非常に近く、学校全体がひとつの家庭のようなアットホームな雰囲気があります。行事でも生徒や保護者も含めひとつになってよいものを作り上げていこうと非常に盛り上がります。行事ごとに参加する割合も非常に高いです。

一人一台ノートパソコンがありe-learningなどに活用されていますし、必然的に濃度が濃く双方向的な授業が成り立っています。
高校一年生では全員がニュージーランドの語学研修に3週間いくというのも本校の規模だから可能なのだと思います。
また中学3年生では1年かけて4000~8000字にまとめた課題レポートをもとにプレゼンテーションをさせます。
こういったことの指導が可能なのも少人数制の強みです。この課題レポートに取り上げたテーマが自身の進路に直結したという生徒もいます。

本校の大きな特徴として、「まずやってみる」という第一歩が踏み出しやすい環境があると言えるでしょう。


生徒の進路目標を実現するコース類型

―卒業生の進学実績が規模に対して非常に優秀ですね。どのような体制が影響しているのでしょうか。

6年一貫のメリットを活かして先取り学習を行っています。

Aブロック(中1中2)基礎段階:幅広い教科で基礎力を築く
Bブロック(中3高1)応用段階:総合文化コース・理数医歯薬コースに分化(一部の教科のみコース別に受講し、方向性を決める)
Cブロック(高2高3)発展段階(高2でほぼ6年間のプログラムを終え、大学入試に特化した演習中心の授業を行う)

という3ブロック制をとっています。
コースに分かれるとさらに少人数で受講することになるので、それぞれの理解度に細やかに対応した個別に近い指導を受けることができ、最終的に学力が伸びてくる秘訣となっています。

放課後には一部外部の講師を招き、トワイライトレクチャーという形の補習があったり、長期休暇中にも希望制で補習を行っています。
また、本校の特徴としては理系を目指す生徒が多く、約4割が理数系の学部に進学しています。

昨年からはじまった、グローバル人材を選考する東京大学の推薦入試に合格した生徒もいます。学力はもちろんですが、それだけでは推薦も通りませんので、海外での体験が優位に働いて勝ち取った、うちの生徒ならではこその合格だと思います。
⇒ 神戸国際高等学校 進学実績

自主性と個性の尊重

―自由な校則、校風についてお聞かせください。

制服・チャイムなどのない非常に自由な雰囲気で生活しています。最終的に、時間や服装などを含め自分自身でコントロールする力が身につくよう、自ら考える機会を作っているのです。
全くルールが無いわけではなく、社会の常識ルールがKISのルールと言っています。生徒会を中心に良識ある行動ができるよう互いに声をかけあい、自由には責任が伴うということを生徒たちも理解しています。
自分で物事を考え何かに参加したり、向き不向きを感じたり興味を持てた経験を通じて進むべき道を選択できる能力が身につく風土があります。それが生徒の可能性を伸ばし、個性豊かな生徒が育っています。


国際社会で活躍できるグローバルな感覚を

―国際教育のメリットとは?
語学は授業時数が多い上に、ほぼ毎日ネイティブと関わる授業があり、英語を話すことに抵抗がなくなります。校内の英語スピーチコンテストには、多くの生徒が参加し、校外のスピーチコンテストでも優秀な成績をおさめるなど成果を形にしています。
また語学研修だけでなく、「普段着の国際交流」という形で色々な国の生徒がやってきて交流する機会もあります。そういった体験を通じて学習に対するモチベーションがあがってくる生徒が多いです。

女子校ならではの教育環境

―女子校の女子教育についてどのようなお考えをされているのでしょうか。
生徒に女子校のいいところをアンケートで聞いたところ、「異性を気にせずのびのびとできる」という答えを選択する子が7割8割いました。無理をしたり自分を着飾ることなく、本当の自分を見つけ出しやすい環境なのではと思います。たとえば集団を引っ張っていく女性、リーダーシップを持った女性、これからの世の中期待される女性像に近い生徒が生まれやすいのが女子校の環境ではないかと思います。
卒業生をみても自分のやりたいことをつきつめてとことんやっていこうという気風があると思います。非常に個性的な生徒たちです。
―どうもありがとうございました。

編集後記

広々として心配りの行き届いた最新設備を備える校舎でした。ご案内いただく間、通りかかる生徒さんたちが気持ちのよい挨拶をしてくれました。(浜学園の卒塾生にも何名かお会いすることができました!)
お伺いした通り、先生との距離の近さや、のびのび学生生活を送っていることが伝わってきました。

ご興味を持たれた方は、HPをチェックしてみてくださいね。
取材日:2017年3月16日
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