■テキストのここに惹かれた!~浜学園に決めたワケ~
-浜学園のテキストについてどう思われますか。
テキストは全教科よかったです。特訓講義は量の多さにびっくりしましたが、でも量はないとダメですから。
いい問題を効率よく、では身につかないんです。
―各科目ごとのテキストのどこがよかったか、また判断基準を教えてください。
■算数計算などの段階の追い方がいいんです。
これはただ量をやればいいというものではないので、シャッフルされているものより、段階的なものがいいと思います。
浜学園のテキストは厳選した問題できっちり段階を追っていて、丁寧さが際立っていました。
いろいろなテキストを見ましたが、同じことばかりしていたり、全部計算だったり段階ごとのハードルがやたら高かったり、流れと思想が見えないテキストはだめだと思います。
浜学園のものは、子どもの引っかかりやすいところもよくわかっているなと思いました。「ここを学んでほしい」というビジョンが見えるところがよかったですね。
■国語
表紙を開けたページにある前書きがあって、それが秀逸でした。次の分冊が楽しみで、いつも号泣しながら読んでいました。子どもにも読んであげてました。これを読むと人生を考えるんです。是非親に読んでもらいたいです。読まないのはもったいないです。
受験時期は、子どもたちに向けて、「みんなはこれまでがんばってきたことだろうけれど、最後は支えてくれた人に感謝しなさいよ」というようなことが書いてあって本当に泣けました。
また文章の素材の出し方がいいんです。
前後が知りたくて知りたくて仕方がなくなって、小説を何冊買ったことか。子どもは読む暇がないので私が読んで教えていました。そういった面でも質が高かったと思います。
国語のテキストの良し悪しの判断は簡単です。答えを見ていいので、読んでみて、どの部分を問うているか、どこを問題にしているか見たらいいです。
まず親がそういうところをしっかり見てみるべきだと思います。
■理科
隅から隅まで出ることが載っているという感じでした。隅まで大事で無駄がなかったんです。
全部覚えさせましたね。復習テストにも出るし、子どもにもテキストは舐めるように覚えなさいと言っていました。
娘は虫が大嫌いで、テキストの虫が載っているところを付箋ですべて隠していたことがありました。「女の子だからってそんなことでは心で負けているわ」と随分怒って無理やり覚えさせました(笑)。私も虫は嫌いなので気持ちはわかるんですけどね。
■社会
浜学園の社会のテキストは、「平和が大事なんだよ」「いい社会にしていこう」「よりよい大人にしてあげよう」というような方向に向かっていました。
そういうことを子どもが感じるように上手にできています。無味乾燥な地理や歴史の勉強というより、作った人や先生方の心情というかそういう考えがテキストから伝わってくるんです。
「戦争反対」、「環境を守れ!」と声高に言うわけではないけれど、じわっとくる。こんな風ににじみ出るものが子どもに与える影響は大きいと思います。
子どもの話からも、授業もそういったことが感じられるように行われていることが伝わってきました。
どの教科でも、子どもって読んだことに、影響されますからね、まず親が興味を持って読むべきだと思いますよ。
子どもはある時激変することがあります。そこに到るにはもちろん辛抱が必要ですが、そうなった時に効率よく学習できるように階段は用意しておいてあげなければいけません。
それには良質なテキストが必要だと思います。