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第4回「性格別勉強方法と目標・志望校の持たせ方」~マイペースタイプ~

マイペースタイプの特徴は、「コツコツと真面目に取り組むのが得意」という点。あまり周りを気にすることなく、ゆったりと自分のペースで物事を進めていきます。
焦った様子が見えないことから、かえって不安になってしまう保護者の方も。受験を意識している子どもの中には、早い段階から志望校を決めて勉強に燃える子もいます。「そんな子たちと比べて、うちの子どもはなんだかゆっくりしていて……」という悩みを持つ保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。真面目な反面、「要領が悪い」という一面を併せ持つことも多いのが、マイペースタイプの特徴になります。

しかし、実は受験に一番強いのはこのタイプです。受験が近づくころになると、子どもたちもさすがにピリピリし、体調を崩してしまう子も出てきます。そんな中、周りを気にせずマイペースを貫くことができるのは大きな強み。ぜひ、この強みを生かしつつ、「真面目」という気質を最大限に利用した勉強方法で成績を伸ばしていきましょう。

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マイペースタイプの勉強方法で、おすすめのポイントは以下の2つです。

少しだけ、課題の量を多めにする
真面目さが取り柄のマイペースタイプなら、2割~3割ほど課題を増やしても、きちんと取り組んでくれるはず。また、周りを意識しないのがこのタイプの強みですが、ときにはそれが「平均と、自分の感覚が大きくずれてしまう」という結果を生むことも。演習量や点数が平均を下回ってしまわないよう、常に2割増し程度を心がけるようにしましょう。

自分で問題にレベル別の印をつける
どういうことかというと、問題集やテストの問題を、「絶対に正解したい問題」「なるべく正解したい問題」「あとに回す問題」などに振り分けていくということです。テストの時間は有限です。宿題で解くときは好きなだけ時間をかけられるかもしれませんが、テストでは問題の取捨選択も大切。誰もが正解しづらいような難問に、必要以上に時間をかけても仕方ないのです。
テストには、正答率の表がついていることもあります。たとえば、正答率90%の問題ならば、何としても正解してほしい問題だということ。逆に、正答率が5%の問題を間違えたからといって、気にしすぎるのはかえって効率ダウンの可能性があります。
あらかじめ、「正答率○%以上の問題は正解したい」というラインを決めておき、テストが返ってきたら「解けたはずの問題」に印をつけていきます。実際の得点と、とれたはずの得点が一致していれば、子どもの感覚と平均的な感覚が一致しているということ。逆に、そこが大きく離れていれば、少しずつ微調整して平均に近づけていきましょう。

必要以上に緊張することなく、自分の力を発揮しやすいマイペースタイプ。それでも、いざテストや入試となると、さすがに緊張してしまい、ペースを乱されてしまうことだってあるはずです。模擬試験などをうまく活用して、入試でも堂々としていられるように、練習させておきましょう。

目標設定と志望校選びのポイント

自分の感覚と平均ラインが離れてしまいがちなのがマイペースタイプの弱点。模擬試験では、「毎回の偏差値が前回を上回る」ことを目標として、着実に偏差値を上げていきましょう。
また、志望校は「自分の実力にぴったりレベルの学校」を選ぶとよいでしょう。きっと堅実に合格を勝ち取ってくれるはずです。
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