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第3回「性格別勉強方法と目標・志望校の持たせ方」~気分屋タイプ~

気分屋タイプの特徴は一言でいうと「ムラっ気」。よそを向いたり、かと思えば、ものすごく集中したり……。短いサイクルでころころと気分が変わり、安定しません。中には、「解いたぶんだけ休んでしまう」というような子どもも。

受験勉強には、半年や1年、もしくはそれ以上といった、長いスパンでの努力が求められます。「コツコツ積み重ねるのが苦手」「持続力がない」「1問、1点に執着するような姿勢がない」といった気分屋タイプの特徴は、そんな受験勉強にはマイナスなのでは?と思う保護者の方も多いことでしょう。

しかし、気分屋タイプの強みである「ヒラメキ力」には、目を見張るものがあります。ときには、「よく、こんな難しい問題を解くことができたなあ ……」とこちらが感心してしまうことも。また、長時間の集中は難しくても、短時間での集中力は他の追随を許しません。苦手なところがハッキリと見えやすいため、弱点の対策などもしやすいのがこのタイプ。受験勉強でも、こういったよい点を生かした勉強方法を行う必要があるでしょう。

そんな気分屋タイプにおすすめしたい勉強方法は、「短期集中」「制限時間の設定」です。なお、この勉強方法は気分屋タイプだけでなく、これから勉強を始める低学年の子どもにも有効です。

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短期集中の強みを活かす
すでに書いているように、短時間の集中力が強みの気分屋タイプ。勉強時間は短く設定して、そのぶん質を上げるようにしましょう。
集中力がもたない我が子を心配し、ついつい子どもをきびしく監督してしまう保護者の方もいるかもしれませんが、これでは逆効果。勉強=嫌なもの、面白くないものという意識を持ってしまいます。そうなると、学習効果も上がりません。
はじめは5分、10分といった短時間で構いません。毎日少しでも勉強を続けさせるようにし、最終的に試験時間である50分前後まで伸ばしていくようなイメージを持ちましょう。
はじめから50分間、机に縛りつけても、子どもは思うように集中できないのです。

制限時間の設定
次に「制限時間の設定」ですが、これは子どもにさせるようにします。「この問題を○分で解く!」という目標を設定させてから、問題を解かせるのです。競争やスピード勝負が好きな気分屋タイプの子どもなら、きっと楽しんで勉強してくれるはず。
市販の問題集には、すでに目標時間が設定されているものもありますが、その目標時間が子どもの実力に合っているかどうかは分かりません。あくまでも、制限時間は子どもに設定させるようにしましょう。

低学年のころには、そのヒラメキ力で大人をびっくりさせてくれる気分屋タイプ。とはいっても、生まれ持った才能だけでは切り抜けられないのが受験勉強です。長い目で見て、性格に合った勉強方法を実践しつづけることで、その能力は最大限に伸ばされていくことでしょう。

目標設定と志望校選びのポイント

毎回、成績にバラツキが出てしまいがちな気分屋タイプ。模擬試験では、「3回の試験の平均偏差値が目標を超える」ことを意識して取り組むようにしてください。
また、志望校選びでは、「モチベーションを上げてくれるような学校を、いくつか選ぶ」のがおすすめです。あれもいいな、これもいいな、と楽しく夢を膨らませることで、受験勉強にも前向きに取り組んでくれることでしょう。
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