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佐藤ママが語る~第4回 ~「絵本を1万冊」メソッドの裏側!-続けるためのコツ~

息子3人が全員、日本で最難関といわれる「灘」「東大理Ⅲ」に合格したことにより、「ゴッドマザー」として有名になった佐藤亮子さん。(編集部注:2017年春長女も東大理Ⅲに見事合格されました。おめでとうございます!)
徹底したリサーチと効率最優先のメソッド、そして子どもへの愛情をもって子どもたちを合格に導いた佐藤さんを見て、「ぜひ、我が家でも!」と思った方も多いのではないでしょうか。

今回は、保護者の方からよく出る質問を中心に、カリスママザー・佐藤さん流の子育てポイントを語っていただきました。全8回でお送りします。もしもご家庭に合いそうなテクニックがあれば、参考になさってください。


【「絵本を1万冊」メソッドの裏側!佐藤ママ流・続けるためのコツ】
「3歳までに、絵本を1万冊読み聞かせる」と決め、4人のお子様全員にその方針を貫き通した佐藤亮子さん。
「1万冊」の目標を立てるまでの経緯、また、それを貫き通すための工夫について教えていただきました。

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【徹底したリサーチ——「先取り」方針を選んだわけ】
長男が生まれる前から、「私たち親世代の生きてきた時代と、この子たちが生きていく時代は違う」っていうことを強く思っていたんです。 それで、いろんな教育方法とかを本で読んで調べました。

たとえば、「7歳ごろまでは教育的なことをしないで、絵を描かせたり、音楽を聴かせたりした方がいい」とか、そういう教育メソッドもありますよね。 いろいろな教育方法を比較して、夫婦で話し合いました。

その結果、「どうせ、いつかは覚えなきゃいけないんだし……」ということになって、我が家では「先取り」方針で行くことにしたんです。

たとえばウワーンと泣く子どもがいますが、それは「うまく気持ちの説明ができないから泣く」というところもあると思うんですね。言語能力や情緒が発達していて、理路整然と自分の感情を説明できるようになっていれば、そういうときにウワーンと泣く必要もないんじゃないか……と思って。それで「先取り」を選びました。

【「1万冊」と決めるまで——「きれいな言葉のインプット」を増やす】
言葉に関する目標として、やっぱり「きれいな言葉を覚えてほしい」というのがありました。
テレビなんかを見ていると、ちょっと汚い言葉なんかも出てきたりとかしますよね。ああいうのは、できれば覚えて欲しくないな、と。それもあって、「うちでは、テレビはなしにしよう」と決めました。

ただ、親の言葉っていうのも完全にきれいな言葉ではないんですよね。
それで、絵本と童謡をお手本にしよう、と思いました。

童謡の歌詞って、歌詞の言葉が正しいイントネーションで歌われているんですよ。それに、たとえば「鍛冶屋さん」とか、普段の会話ではあまり出てこないような言葉も出てきますよね。
そういうのは、語彙が広がるきっかけになります。だから童謡は、言葉のトレーニングにとってもいいんです。

目標は、絵本については3歳までに1万冊、童謡も同じく1万曲でした。「1万」という数に関しては、とある教育情報に載っていたのを参考にしました。

【読んだ冊数は、きちんと記録——決めた目標を貫くコツ】
いちばん大事なのは、目標を設定して、終わった分を記録しておくことです。
たとえばうちみたいに、「3歳までに、絵本を1万冊読む」という目標があるとしたら、それを365日で割って……と計算すれば、1日あたり、何冊読まなきゃいけないかがわかりますよね。

育児は本当に大変なので、きちんとした目標がないと、「疲れたから」ということで、「昨日も読まなかった、今日も読まなかった」ということになりがちなんですよ。
目標を決めて、読んだ冊数を記録するようにしておけば、疲れているときでもなんとか頑張れる、というところがあると思います。

ごはんは食べさせないと死にますけど、絵本は「読まないと死ぬ」っていうものじゃないんです。そうなると、忙しい育児の中で、自然と絵本の優先順位は下がっちゃうので、目標を決めて貫くことが大切なんですね。
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