勉強のやり方を変える･･･とは？

　そのため「2回解いても正解できなかった問題をもう一回解く」ことを重点に置きながら、2回目の直しは1番から12番までしても、3回目は12番から逆向きにやるなどして気分を変えるのです。そうしないと、頭の中は成長しないのです。

それでも正解できなかったら、次は偶数番号の問題だけ、もしくは奇数番号の問題だけする、またはシャッフルしながらやるなど。こういったことが最も簡単にやり方を変えられる方法でした。我が家も算数でこの方法をしていました。

理科や社会は、違う問題集を買ってきてしようとも思ったのですが、我が家的には頭の中が散らかるように感じました。結局、浜学園のテキストを徹底的にやり、浜学園のテキストで覚えられなかったものは私が紙に書いて家の中に貼ったり、「必殺ノート」（間違えた問題を見直せるノート）に書いたりしていました。

勉強量の加減

　これらをしたからといって成績が爆上がりすることはないのですが、少し低迷期を逃れられるように思いました。

「今は低迷しているから、いつもは1やるけれども1.1か1.15くらいやろう」と意識していました。ただし、1.2やると、そもそも普段も大変なので負担が大きく感じます。
加減しながら、このように少し何か違うことを付け加える･･･ということをするようにしていました。

子どもと相談することが大切

　そういったことについても、我が家は子どもと話し合っていました。話し合っておかないと「なぜ今日はたくさん勉強するの？」となったりしますのでね。

大切なのは、子どもと「なんで点数が上がらないのか？」ということについて一回、相談することと、子どもと二人で理由を考えること、理由に対する対処の仕方を考えて、そして保護者が具体策を考えていくことです。子どもには、まだ具体策は思い浮かばないものですから。
私も保護者として「計算が少し苦手だから、計算問題を拡大コピーして、ゆっくり解いてみよう」など、やり方を考えてみる･･･ということをしていました。

我が家の子どもが気づいたこと

　我が家の子どもも中高生時代に塾でスランプに陥ったことがあるようです。よく「お子さん達にスランプはありましたか？」と聞かれることがあるのですが、当時、私は全然気にならなかったので本人任せにしていたのです。ずいぶん後になって、ふと聞いてみたら、娘には高校１年か２年の時に数学をやってもやっても上がらない･･･という時期があったそうです。

その時をどう乗り切ったのかを聞くと、やはり「解きまくった」というように言っていました。そして「スランプから抜け出すには量をやるしかない」と、勉強量を増やして対応していたようです。

このように、やはり勉強するしかないのです。そして、こういった時に普段と同じようにやっていたらダメなので、いつも左側の問題から解いているなら右から解いたり、シャッフルして解いたりしていくのです。
また、理科や社会でしたら市販の問題集で少し変わったものもあるので使用してみるのもよいかもしれません。

とにかく目先を変えてやってみていただけたらと思います。

ＰＯＩＮＴ

 

• 伸び悩んでいることについて子どもと話し合う
• 伸び悩む理由を考え、具体策を練る
• 目先を変えた方法で勉強する
• 普段より少し多めの勉強量にする

株式会社浜学園