【中学受験】佐藤ママが語る!入試まで100日を切っても子どもに危機感がないけれど・・・大丈夫?
小6男子の保護者です。子どもは入試まで100日を切っても危機感がありません。志望校に偏差値が届いてないことはないのですが、過去問は半分も取れていないため、親だけ不安になっています。
お尻に火のついていない子どもに、佐藤ママならどう声かけして伴走されますでしょうか。
お尻に火のついていない子どもに、佐藤ママならどう声かけして伴走されますでしょうか。
我が家にもなかった「危機感」
我が家の子どもたちも、入試前でも危機感がない感じでした。浜学園に通ってると「(統一入試日まで)あと〇日」と掲示されていたり、「合否判定学力テスト」や特訓授業、直前講習などいろいろとあって、塾からの「頑張れ」というエールが感じられるんですが、それでも子どもたちは、なんだか淡々としている感じでした。
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必要なのは危機感ではなく
ですが子どもたちの、そんな姿を見ていると、逆に小学生の危機感のなさがいいものだと思いました。小学生の小さい体で、けっこう熾烈な受験をするわけですから、危機感だらけだと子どもが病んでしまうのではないかと思ったのです。
ですから「あなた受験生なの?覚えること、ちゃんと覚えてないんじゃないの?」と保護者が言いたくなるような子どもの能天気で危機感のない様子が、ちょうどよいのではないかと考えるのです。
だからといって、毎日マンガを読んだりゲームをしたり・・・ということはダメです。毎日、塾に行って、宿題をして、勉強をして・・・です。
そして普段より、ムダな時間をなくすということが大切です。保護者が「今はコレをして」「次にアレをして」と声かけをして、時間をタイトにしていくことが重要でしょう。
危機感があるからといって毎日12時間勉強をするなど、小学生にはできないことです。
子どもに危機感がなくても、勉強する内容などを保護者が毎日考えて、声をかけて勉強させて、ムダな時間をなくすようにして1日を回していけば、それでよいでしょう。
危機感はもたなくてもいいが、ケガには十分に注意を
危機感をもたせようとしない方がよいですが、ただ子どもは危機感がなさすぎて、走り回ったり遊んだりして骨折などのケガをすることがあります。それは、やはり危ないですので、ケガに関しては注意が必要です。特に寒くなって雪が降ったりしたら道路も凍って危ないです。そういう所で子どもがはしゃいで骨折などをしないように「家に居ておきなさい」という声かけはしないといけませんね。「勉強など、するべきことはする。ケガはしないように気をつける」です。
過去問との向き合い方
「過去問が半分も取れていない」とご質問にありますが、過去問では、間違えたりして点数が取れなかった問題をきちんと見直すことが大切です。入試本番には過去問と同じ問題は出題されませんが、学校によってだいたいの傾向がありますので、やはり過去問で間違えたところは見直しておいた方がよいです。
お尻に火をつけるより
受験に100%はありません。子どもが緊張感をもって勉強して、偏差値が十分とどいていても、安心はできません。受験して合格するまでは、保護者も不安なものです。ご質問にある「お尻に火のついていない子ども」がいる場合、私なら伴走はしつつ、お尻に火をつけようともせず危機感のないままにするけれど、時間をムダにしないように「アレやろう」「コレやろう」と声をかけるようにすると思います。
ちなみに受験直前の1月になったら、就寝時間を1時間早くして起床時間も1時間早くする方向がよいでしょう。我が家もそうしていましたよ。
POINT
- 熾烈な受験では子どもが危機感をもっていないくらいが、ちょうどよい
- 危機感をもたせるよりも時間をムダにしないための声かけが大切
- 子どもは危機感がないと、はしゃぎがちになるのでケガに十分注意する
- 過去問の間違えた問題はきちんと見直す
この「佐藤ママが語る!」では、灘中へ3人合格、お嬢様は洛南中に合格され、そして東大理Ⅲへ全員進学された佐藤ママこと佐藤亮子(浜学園アドバイザー)さんのノウハウを紹介していきます。
※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://youtu.be/Fjrlo2rugPk?si=vvFQx4mHWQaxskYa)を参考にまとめています。
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