お子様の将来を考える保護者様へ

浜学園教育情報Tips

トップ > 【中学受験】偏差値を安定させる方法はありますか?…浜学園学園長が答えます!

【中学受験】偏差値を安定させる方法はありますか?…浜学園学園長が答えます!

子どもは小6ですが、偏差値がいまだに40だったり60を超えたりと毎月の差が激しく、右肩上がりになっていないため不安です。
この時期の子どもの正確な偏差値がわからず、全体の中での立ち位置もつかめていないのですが、大丈夫でしょうか。

偏差値の上下を勉強の進め方の決め手に
 まず、子どもの成績が右肩上がりになり続けることはないということを、前提としてご理解ください。偏差値が大きくぶれる原因の一つとして、例えば理科なら出題される単元・分野によって大きく上下することがあります。
そして、それが悪いわけではないのです。

テストの大問(問題)ごとに分野や単元が分かれていますから、どれか大問が一つダメだった場合はガクンと偏差値が下がるでしょうし、反対に得意な単元が出題された時には偏差値がグッと上がるでしょう。
こういったことは、よくあることですし、今後、受験までの残りの期間で、追い込む単元や分野が把握できるということです。それを意識していくことが重要です。

もっと読む

志望校が決まると、ぶれなくなっていく
 ただ、例えば国語や算数、社会などでは、出題される問題によって大きくずれたりすることはないと思うのですが、それでも偏差値が大きく上下するのであれば、「本当に志望校が固まっているのかな?」という点について、少し考えていただくとよいかと思います。

特に6年生の夏くらいに志望校が決まっていないと、各テストで行き当たりばったりの解き方になり、目標感が100点からの引き算のような受け方になってしまいます。
そうすると、テストの時に、特に取れなくてもいい問題に時間をかけすぎたりしてしまう・・・ということが起きるのです。

しかし、志望校がある程度決まってきたら、その学校の偏差値を意識するようになります。そして「これくらいの偏差値を取らないといけない」というのを自覚しだします。さらに「このテストで、これくらいの点数なら偏差値はこれくらいかな」というのが固まります。

自分の行きたい学校がはっきりすると、テストや模試というのは、その学校に向けてのプレテストのような存在になります。こういう意識になると、実はそれほど、ぶれなくなるはずなのです。

模試を受けている最中に「この1問を取っておくべきなのか、取らなくていいのか」と迷ったとき、目標感がなければがむしゃらに取りに行きますが、目標感があると問題を吟味し「この問題はいらない」と判断して他の間違ってはいけない問題に注力するようになるのです。
こうすると偏差値は大きくぶれなくなります。

受験校を決める時に意識してほしいこと
 ご質問にあるように、お子さんの立ち位置がわからないということでしたら、ある程度、行きたい学校というのを、しっかり固めてみてください。
志望校を決めやすくするために偏差値が必要とおっしゃることと思います。確かに受験校を決めるとき、まず第1志望の学校を固めますね。
次に併願校を決める際に偏差値の上下を意識するのです。受験期間中、お子さんの力がぶれたときでも合格が出せそうな学校というのを準備しておきたいです。

ついつい、子どもの成績の一番よい時ばかりを見てしまいますけれど、併願校を考える際には成績が悪い時というのも視野に入れておくことが必要です。

むしろ、その時でも何とかなるという学校を抑えとしてもてているならば、安心感をもって入試に向かえると思います。
特に6年生さんは、そういったことを、しっかりと決めて、本人と保護者とで「このあたりの偏差値をしっかりと出していこう」という目標感をもって臨まれると、テストが安定し始めるはずです。

志望校などを、もう一度検討しなおしてみてください。

まとめ

  • 目標感がないと、行き当たりばったりな解き方になる
  • 小6生は志望校が決まると模試の受け方が変わり安定する
  • 併願校を決める時は子どもの偏差値を意識して
  • 安心感をもって入試に向かえる受験校選びを

この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数、7年連続90名超え(2025年2月実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。 ※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/r4wJxxmbcpM?si=jpOY5u6mC1DCFlzC)を参考にまとめています。
浜学園教育情報Tips

最新の投稿5件

タグクラウド

アクセスランキング

私立中学ここが自慢! 読めばわかる!日本地理 受験の勝負メシ by有名中学 特設学校紹介
ページのトップへ戻る