【中学受験】佐藤ママが語る!受験するなら自分の時間を諦める覚悟は必要!

小4男子の保護者です。子どもは週4回塾に通い、夜10時頃帰宅しています。10時半を目標に寝ていますが、学校と塾の宿題もあり、自分の時間がないとこぼします。
夜が遅いと朝も起きられなくなり、ごくたまに学校を欠席して体を休ませ、塾の宿題をして、自分の時間を作っています(受験は自分から積極的に頑張っています)。
佐藤ママのお子さんたちは、自由時間がなくてイライラしたりしたことはありませんでしたか。声かけなど、何かアドバイスをいただけると幸いです。
夜が遅いと朝も起きられなくなり、ごくたまに学校を欠席して体を休ませ、塾の宿題をして、自分の時間を作っています(受験は自分から積極的に頑張っています)。
佐藤ママのお子さんたちは、自由時間がなくてイライラしたりしたことはありませんでしたか。声かけなど、何かアドバイスをいただけると幸いです。
佐藤家の宿題事情
小4で10時ごろの帰宅というのは、確かに少し遅いですね。それで10時半に寝るのでしたら、ほとんど勉強はできませんよね。我が家の子どもたちは、小4の頃は週3回塾に通っていて、終わるのが9時くらいで、家に着くのは9時半くらいでしたね。宿題は多かったですが、要領よくやっていましたので、10時半に寝ていました。ですから、1時間くらい勉強できていました。その時間内に学校と塾の宿題を終わらせていましたよ。
我が家の子どもたちは、自由時間がなくてイライラするようなことはなかったです。浜学園に通っていましたが、そこで出される問題を解くのが楽しそうで、「算数はこうだね」なんて、兄弟で楽しそうにしていました。浜学園の宿題をやっているのが「自由時間」という感じでした。
国語や理科でも、宿題をやりたくないのにやっているという感じではなかったです。すごく楽しく取り組んでいました。
そして、我が家では、ゲームしたりテレビやまんがを見たりなんかをしていなかったので、小学4年生のときは、土日には兄弟で遊戯王のカードやトランプ、将棋、オセロ、外に出てキャッチボールなどをしていましたね。
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保護者は毅然とした対応を
受験をすると決めたなら、自分の時間はそれほどもてないということは覚悟してもらわないといけませんね。受験をする人なら誰でも時間はないのです。ひたすら宿題などをして、学ばなければいけない時期なのですよ。「体が疲れているから、学校を休ませて塾の宿題をして自分の時間を作る」というやり方は、5年生になったら通用しません。自由時間がないからイライラするというのは、覚悟が足りないからです。子どもがイライラしていたら「受験をするなら、自由時間がないなんて当たり前のことだよね」というように、毅然と対応した方がよいでしょう。
保護者の一工夫が時間を作る
そうは言っても私も、今まで兄弟4人で遊んでいたのに、長男が塾に通い始めてからは、3人は遊んでいるのに長男だけ宿題をしている姿を見て、かわいそうだとは思いました。長男は真面目に勉強していましたが。ですから私は、勉強の量は減らせないので、早く終わらせられる工夫をしたのです。
例えば、ノートを工夫して、ノートだけを見たら宿題ができるようにしました。ノートとテキストを交互に見ながらやると、結構疲れるんですよ。意外と負担が大きいのです。そこで、テキストを全部コピーして、問題をノートに貼るのです。そうすると、問題をサーっと解くことができて、宿題があっという間にできるのです。
このように、保護者がひと手間かけると、1時間半かかる宿題が1時間で終わるので、30分間ゆっくり遊べますよね。
今まで子どものサポートをいろいろしましたが、勉強時間を長くさせようではなくて、短くさせようというのが、私の工夫なのです。勉強の量は減らせないので、要領をよくすることが大切なのです。
テキストにインデックスを付けるというのも、無駄な時間をだいぶ省けました。テキストをペラペラめくって目当てのページを探すのは、一つ一つは大した手間ではないと思っても、毎回毎回となると大変ですし、その時間を合計すると長いんですよ。
こういうことに手間をかけてあげると、子どもにとって「疲れない」「無駄な時間がかからない」「宿題は量を減らさずにあっという間にできる」というメリットが生まれます。
勉強量を減らさずに、時間をかけないようにするには、保護者が一工夫するしかないですね。
子どもにしっかりと伝える
どうしても小学5、6年生で自分の時間を作りたいなら、高校受験に変えたらよいのです。そうすれば、5、6年生では時間に余裕をもつことができます。しかし、中学受験をしたいなら、時間的な余裕はありません。お子さんは自分で中学受験に向けて積極的にがんばっているのですし、もう小学5年生になるのですから、考えが甘いということもはっきりと伝えたらよいと思いますよ。
POINT
- 受験をする場合、自分の時間はもてないものと覚悟を決める
- 保護者が無駄な時間を省けるような工夫をする
- 子どもには毅然とした態度で対応する
この「佐藤ママが語る!」では、灘中へ3人合格、お嬢様は洛南中に合格され、そして東大理Ⅲへ全員進学された佐藤ママこと佐藤亮子(浜学園アドバイザー)さんのノウハウを紹介していきます。
※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://youtu.be/Cjc67tCAAL8?si=EdNlyIRnFaqIaQTz)を参考にまとめています。
進学教室浜学園