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【中学受験】新入塾の方々へ…浜学園学園長からのメッセージ

今回は、2月から始まる塾の新学年に合わせて新入塾を考えておられる、特に低学年の方々に、入塾に向けての心構えなどをお伝えしたいと思います。

浜学園の「復習主義」
 塾にもいろいろなスタイルがありますが、浜学園は、まず授業を受けに来て、そこで初めてのことを習う・・・という形です。「予習をしてください」ということは申し上げません。入塾の最初に、腕に覚えのある保護者の方が子どもに先に教え込んでしまったりするような「予習」はしないでいただきたいのです。

子どもは、わかった気になると授業を聞かないのです。

浜学園は「復習主義」をとります。「勉強は塾に来てするもの」という形でスタートします。
ただ心構え的なことをお伝えするとしたら、特に小学1年生・2年生・3年生くらいまでは「習い事の一つ」と受け止めていただきたいということです。
5年生くらいまでは、そういうイメージで捉えていただいてよいかもしれません。

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塾は習い事の一つ
 現代の子どもたちは、さまざまな習い事をしていますよね。塾もその一つなのです。
「勉強だから」というような感覚をもつかもしれません。ただ塾での滞在時間は長いですし、1年生から入塾したらその後6年間通うわけですから、その中で1年生から「受験勉強まっしぐら」という発想で始めると、それはそれは大変です。正直なところ、それではもちません。あくまでも習い事なのです。

塾で学んだことを家で復習する習慣づけ
 そして、塾に勉強しに行って、学んできたことを家で1週間、決めた時間に頑張って復習しよう・・・という習慣づけをしっかりとしてもらうことが大切です。点数どうこう以上に、このことを意識していただきたいと思います。

子どもが初めて塾で過ごすということ
 初めて行った教室・・・しかも知らない人たちがたくさんいる中に入っていくということは、緊張します。腰も引けるでしょう。大人でもそうですよね。

小学生の子どもが、そういった環境に飛び込んでいくわけです。自分から「行きたい!」という子どもが果たして何パーセントいるでしょうか? ですから、最初から喜び勇んで塾に行くということはありません。どちらかというと、ちょっと嫌々ながら行くのです。

そういう環境で過ごした子どもが「保護者の理想の点数のテスト結果」を持って帰ってくると思ってはいけません。子どもに「できたの?できなかったの?」と聞くのではなく、「どんな感じだった?」というように聞いて、子どもが正直に感じたところを聞いてあげてください。

塾の復習テストについて子どもに話す時は・・・
 浜学園であれば前回の授業で習ったところを授業中にテストで確認します。そのテストについて「できなかったの?なんでできないの?授業を聞きに行ってるのに」と問い詰めるのではなく、「次はどうしたら点数がとれるのか」「勉強時間をこんなふうにしてみよう」という方向で子どもに話してください。

勉強の積み増しはダメ
 塾は習い事の一つです。生活のすべてが塾通いになるなど、おかしいです。ですから短い時間の中で「こうしてみよう」と話してください。
「できるまでやり続けなさい」と保護者が言っていたら、子どもはもちません。時間を決めて、「次はこんなふうにしてみよう」と話しながら勉強していくのです。

そして決めた分の勉強が終わったら、絶対にそこでやめないとダメです。こういう時に保護者がウソをつかないことが大切です。

例えば「30分間、ここまで勉強しよう」と決めた範囲が万が一早く終わったからといって、追加で「これもやりましょう」などと言い出してはいけません。そんなことをすれば、もうダメです。決めた範囲で終わらせてあげることが大切です。

まだ先は長いのですから、「この時間、これを頑張ってやりましょう」と決めたら、それで十分なのです。もちろん結果が出ないこともあります。その時は「じゃあ次はどんなふうにやってみようか」と言って、保護者が協力したり伴走したりしてあげてください。
このようにして通塾を始めていただかないと、もちません。

手を動かしながら勉強することが重要
 また、他にも大切なのは、「やった結果」より「やった跡がわかるようにする」ことです。 近年、中学入試では文章を書いて答える問題が増えている傾向があります。それもふまえて、浜学園では授業で黒板を使って説明し、塾生には板書をノートに全て書き写して帰ってもらっています。自分の手を動かすのです。
家庭学習でも、ずっとテキストを眺めている状態ではなく、しっかりと手を動かすことが大切です。字の上手下手は関係なく、手を動かして勉強することが重要です。このことを意識してほしいと願っています。

そのため、保護者の方には、子どもが塾から帰宅したら「どんなことを習ったの?」と言ってノートを見ていただきたいです。

〇や×以上に着目する点は・・・
 家で塾の宿題などを保護者が採点する時は、〇や×の数や字の下手さについて小言を言いがちですが、それよりも、しっかりと書いているかどうか、つまり解き方を書いているかどうか、答えだけ書いているのではないかをチェックしてください。もし、そのようなことをしていれば解き方の理解が進みませんし定着しません。
4年生・5年生あたりから通塾を始められる方は、このようなことも心に留めておいてください。

低学年から通塾される方は、習い事の一環である・・・というところからスタートしていることを忘れないでください。

まとめ

  • 低学年の通塾は習い事の一つだという意識を持つ
  • 塾という新しい環境で子どもが過ごし始めたことをふまえて接する
  • テストの点数に言及するよりも今後の勉強の進め方を子どもと話し合う
  • 子どもが予定の勉強時間や量をこなしたら積み増しはしない
  • 書き込みながら解く習慣を子どもがつけられるようにする

この「それ浜学園がお答えしましょう!」では、灘中合格者数累計3296名、20年連続、39回の合格者数日本一(2024年度実績)を達成した「浜学園」の松本学園長が、中学受験や子育て情報をお届けします。 ※このコンテンツはYouTube【中学受験】進学教室浜学園チャンネル(https://youtu.be/KC4YdSOmm0c?si=v31F4Kbxc6EgCTrZ)を参考にまとめています。
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