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【中学受験】佐藤ママが語る!子どもの反抗期への対応法 

小6男子の母です。中学受験をする予定です。男子の反抗期に対する母親の関わり方を教えてください。

反抗しても勉強すればよい
  我が家の子どもたちは基本的に反抗期はありませんでした。でも、一般的に反抗期は小学4~6年生あたりだと聞いていたので、長男が小学3年生のときに子どもたち4人(小3、小2、年長、3歳)を集めて、「ねえねえ聞いてくれる? 小学5、6年生になると反抗期というのがあるらしいから、反抗してママのこと『クソババア』とか言っても全然いいけど、反抗しても勉強してね。」と言ったんです。
「世の中の子どもは反抗しているから勉強をしないらしいけれど、それは違うよね。反抗と勉強は全然違う。それは、ただ反抗を言い訳にして勉強をしていないだけであって、勉強はそれとは別だから。反抗してもいいけど、反抗しながら勉強してね。」と言っていました。

それが功を奏したのかはわかりませんが、我が子たちは一切反抗期がありませんでした。ですから、反抗して勉強をしないのだったら「反抗を言い訳にするな!」と言ってあげてください。

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冷静に対応する
  反抗なんて意味ないですよ。そして、子どもが反抗して勉強しなかったら「反抗しても勉強しなさいよ。何考えてるの?」というように冷たく言うことが大切です。だから、暴言吐いて乱暴にドアを閉めたりしても、そんなものは無視しましょう。ただの10歳とか12歳くらいの子どもなんですから、そんな未熟者を相手にしたらダメですよ。

反抗期は放っておく。そして、冷たい声で「反抗しても勉強はしてね」と言うのです。冷たい声で言うことがコツです。

こういう場面では、よく母親が普段より1オクターブくらい高い声で「もうママがこんなに一生懸命やってんのに、何やってんのー!!!」と言うのですが、あの高い声で感情的にものを言っても誰も感動もしないし、何かをやろうという気になんてならないんですよ。

高い声で感情的にものを言って聞く人なんて、誰もいないんですよね。大人同士でもそうですよね。ですから、感情的なものの言い方は絶対にダメなのです。

子どもに対しても、私は何かあったら冷たい声で言うようにしていました。だから、我が家の子どもたちは全然反抗しなかったんですよね。高校生になっても反抗しませんでした。

反抗しないと一人前にならない?
  よく「反抗しないと一人前にならない」というようなことを言われますが、そんなこと全然ないですよ。反抗って、お母さんの態度に腹が立って言ってるだけという部分もありますよね。それはお母さんの態度に悪い点もあるのではないでしょうか。子どもを普通に扱っていたら、反抗なんてしなくてよいのですから。

娘に「うち誰か反抗期あったっけ?」と聞いたら、「誰も反抗してないよ。反抗しても意味ないしね。反抗することもないし、反抗しても家の中の雰囲気が悪くなるだけでしょ」と言っていました。反抗する理由がなかったということでしょうか。

小さい時からの対応が大切
  それには恐らく私が子どもたちが小さい時から気をつけていたことが作用していると思います。例えば、「子どもたちを比較しない」「点数で怒らない」「できないことがあったら、必ずできるようになるまで一緒にやる」という点です。子どもをそれぞれ別々に一人ずつ見るようにしました。特に「比較しない」というのは、本当に腹をくくって比較しなかったのです。比較のしやすい環境ではありました。皆浜学園に通っていて、似たテストを受けていて、順位も出ますから、比較しようと思ったら比較しやすいのです。でも、それを比較したら終わりなので一切しなかったです。

子どもたちもテストを見せ合うこともしませんでした。でも、子どもたちは「灘中オープン」や「模試」などをイベント的に捉えていたので楽しくて、「今度のはどんな問題出た?」なんて言いながら受けに行った子のテストを見たりしていました。

自宅から「灘中オープン」などのテストを受ける塾まで2時間かかるんです。テストを受けて帰ってくるとすごく疲れているので、その日は6年生であっても「勉強しなくてもよい」と言っていました。そしてジュースとポテトチップスを用意して、帰ってくると「お疲れさん会」をいつもしていて、ジュースで乾杯するのです。 ですから、子ども同士の成績も比べませんでしたし、皆、応援している感じでした。

反抗の種をまかない
  それは大学受験でも同じで、「東大模試」を皆受けましたけど、私は一切比較をしません。でも子どもたちがテストを見て「ここ、もうちょっと点数取った方がいいぞ」とか、そういうようなことを言っていて、誰かが誰かを貶すということもありませんでした。

このように過ごしてきたので、「反抗なんていう種をまいていない」という感じでしたね。

子どもが反抗するのには、もしかしたら親が「反抗の種をまいている」ということがあるのかもしれません。子どもが小学1、2年生の小さいうちは、たとえ種をまいていたとしても、反抗することができなかったのが、5、6年生になると種が大きくなって花が咲いて……口が達者になるので、それに対して親は子どもに感情的に対応してしまうということになってしまうのではないでしょうか。

そのときに、親は「比較したのが悪かったのかな」などと反省しつつ、子どもに対して感情的に反応しないということです。そのまま反抗を受け止め、「なるほど、反抗してるのね」というように、冷静に言えばよいのです。

POINT

 
  • 子どもに「反抗してもよいが、勉強はする」ように伝える
  • 子どもに対して感情的にならず、冷静に対応する
  • 子どもが小さい時から、比較をしないように気をつける

この「佐藤ママが語る!」では、灘中へ3人合格、お嬢様は洛南中に合格され、そして東大理Ⅲへ全員進学された佐藤ママこと佐藤亮子(浜学園アドバイザー)さんのノウハウを紹介していきます。 ※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://youtu.be/eCYQQRM_qzo?si=3cDCJP3nAx_6hA9z)を参考にまとめています。
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