【中学受験】佐藤ママが語る!経済的に中学受験が難しい場合は?
新小1男子の進路について相談させてください。
私は息子に中学受験をさせ、中高一貫校で6年間しっかり学んで大学受験に臨んでほしいと考えております。しかしながら、経済的な理由で、中学受験を諦めることになる可能性もあります。現在は専業主婦で、今後私も仕事をし、共働きでなければ資金が足りません。
受験までに資金の目処が立てば中高一貫校に行かせたいと思っています。
経済的なことで、現時点でははっきり中学受験をさせるとは決められておりませんが、受験をする方向で塾を3年生の2月から通わせるのと、「中学受験をしない」と早めに決断をし、英語を習わせたほうがよいのか……。
塾に通わせて合格を目指して勉強を頑張ったとしても、結局資金を貯められずに中高一貫校に通わせてあげられなかったとしたら子どもがかわいそうでしょうか? 佐藤ママのご意見をいただけたら幸いです。
私は息子に中学受験をさせ、中高一貫校で6年間しっかり学んで大学受験に臨んでほしいと考えております。しかしながら、経済的な理由で、中学受験を諦めることになる可能性もあります。現在は専業主婦で、今後私も仕事をし、共働きでなければ資金が足りません。
受験までに資金の目処が立てば中高一貫校に行かせたいと思っています。
経済的なことで、現時点でははっきり中学受験をさせるとは決められておりませんが、受験をする方向で塾を3年生の2月から通わせるのと、「中学受験をしない」と早めに決断をし、英語を習わせたほうがよいのか……。
塾に通わせて合格を目指して勉強を頑張ったとしても、結局資金を貯められずに中高一貫校に通わせてあげられなかったとしたら子どもがかわいそうでしょうか? 佐藤ママのご意見をいただけたら幸いです。
まずはどれくらい費用が必要になるのか、計算しておく
中高一貫校に6年間通わせる場合、授業料×6年間と交通費、そして修学旅行代なども必要ですよね。学校によって旅行代には開きがありますから確かめておくとよいでしょう。そのようにして、6年間どれくらいお金が必要なのか、少し多めに見積もって計算しておいた方がよいでしょう。更に、中高の学費だけではなく、その前に中学受験用の塾に通うお金も塾に通う年数分必要になります。その塾代などもトータルしていくらくらい掛かるのかを把握しておきましょう。そこから、どのくらいなら出せるのかを考えてみてください。それまでに、お母様が働いて貯めておくのもよいでしょう。まあ、なかなか予想通りにはいきませんが、目途として計算しておくとよいですよ。
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受験をしなくても中学受験塾に通うメリット
そもそも、中学受験はしなくても、中学受験用の塾に通うというのはとてもよいことなんですよ。小学校で習う内容をレベル高く習得しておくというのは、中学受験をして私立中学に行かないとしても、のちの高校受験にすごく役立つのです。公立中学校でダントツに頭がよいと言われる子の中に、中学受験はしていないけれど、中学受験塾には通っていた子が多いと聞きます。やはり小学校の間に、算数や理科などで鍛えておくのは大事なのだと思います。そういう子は、当然偏差値の高い高校に合格します。このように、小学校の間に学力を鍛えておくのはとても大事なのです。
受験はお金だけの問題ではない
経済的なことも考えなければなりませんが、「お金ができたから、さあ中学受験しようか」というわけにはいきません。合格するかしないかはお金だけの問題ではありませんから。とりあえず、中学受験をするかしないかは子どもに言わずに、小学校の内容をちゃんと勉強しておこうということで、中学受験をするような塾に通わせておいたらどうですか。
早めに中学受験をしないと決めて英語を習わせるというのは、ちょっともったいないと私は思います。 このようなことから、私のおすすめは、大学受験のことを考えるなら、中学受験するかしないかは置いておいて、小学校の内容をしっかり学ぶということです。
受験をするかしないかの決断は5年生で
しかし、受験間際の6年生になってから「ごめん、お金がないから受験できない」と告げるのはかわいそうですので、5年生くらいで、中学受験するには経済的に厳しいとわかったり、その金額をかけるなら大学受験の方に回したいと思ったりしたら、「中学受験ではなく、高校受験をしようね」という話を徐々にしていったらよいと思います。「お金が……」などと言わずに、「○○高校に向けて頑張らない?」などと前向きに言えばよいのです。
経済的なことは、子どもには言わなくてよいと思います。お金が足りないからだめだということは全然ありませんが、子どもはまだきちんと理解できないかもしれませんから。
とりあえず、「中学受験はしないけど、高校受験頑張ろうね」ということは、小5の秋くらいから言ってみたらよいと思います。
そして、6年生でもしっかり勉強して、中学校でよい成績をとればよいのです。中学受験をしないのであれば、6年生で受験用の強化コースを取るなどしなくてよいので、そこから英語の勉強を始めたらよいと思います。
そんな感じで進めたらどうでしょうか?
POINT
- 中学受験をしなくても、中学受験塾で小学校の勉強をしっかりと身につけておくとよい
- 中学受験に掛かる費用は計算して把握しておく
- 中学受験をするかしないかは5年生くらいで決断し、子どもには高校受験に向けてがんばることを前向きに伝える
この「佐藤ママが語る!」では、灘中へ3人合格、お嬢様は洛南中に合格され、そして東大理Ⅲへ全員進学された佐藤ママこと佐藤亮子(浜学園アドバイザー)さんのノウハウを紹介していきます。
※このコンテンツはYouTube佐藤ママチャンネル(https://https://youtu.be/GuF_t_PBPQ4)を参考にまとめています。
進学教室浜学園